カッラペッリ社、光酸化対策で青色ガラス容器をEVO新製品に採用
編集者: Olga Samsonova
イタリアの食品大手カッラペッリ社は、エキストラバージンオリーブオイル(EVO)の品質保持を目的として、青色ガラス容器を採用した新製品「カッラペッリ・ブルー」を発表した。このパッケージングの選択は、EVOの品質劣化の主要因である光酸化に対する防御力を青色ガラスが提供するという科学的根拠に基づいている。
オリーブオイルに含まれる葉緑素などの抗酸化物質は光に敏感であり、特に紫外線や可視光線に曝露されると急速に分解し、風味や健康効果を損なう。この保護技術の有効性は、ペルージャ大学との共同研究によって確認された。研究では、青色ガラスが他の試験されたガラスの色と比較して、オイルの品質低下を著しく遅らせる効果があることが実証された。光による劣化は深刻であり、光に晒され始めてから最初の2ヶ月で葉緑素が急激に減少し、6ヶ月でほぼ消失するデータが示されている。
この大学の研究は、EVOの保管と輸送における適切な保護の重要性を強調しており、従来の濃い緑色のガラス瓶でさえ、長時間の光曝露下ではフェノール類やポリフェノールの大幅な減少を防げないことが示唆されている。EVOの品質を保つためには遮光瓶の使用が不可欠であり、透明な瓶やプラスチック容器は劣化のリスクを高めることが指摘されている。
カッラペッリ社が採用したこのサステナブルなボトルは、ガラス包装の欧州リーダーであり、世界で3番目に大きな生産者であるヴェラリア社によって製造されている。この容器は、リサイクル素材を65.7%含有しており、環境負荷の低減という現代の消費者ニーズにも対応する設計となっている。これは、環境への影響を軽減しつつ製品品質を向上させるという、業界全体の傾向を反映している。
カッラペッリ社の取り組みは、単なるデザイン変更ではなく、科学的知見に基づいた品質保証へのコミットメントを示す。国際オリーブオイル協会(IOC)の基準ではエクストラバージンオリーブオイルの酸度は0.8%以下が求められるが、この化学的指標を維持するためにも、光や熱といった外的要因からの防御が不可欠である。「カッラペッリ・ブルー」は、この科学的要請に応える形で、イタリアのEVOの特性を最大限に維持し、消費者へ最高の状態で製品を届けることを目指している。
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ソース元
Corriere Nazionale
Food Affairs
NotizieRetail.it
HorecaNews.it
Olio Officina Magazine
Agenfood
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