
グレート・ウェスタン鉄道、リサイクル可能なポケットスプリング座席の試験を開始
編集者: Tatyana Hurynovich

グレート・ウェスタン鉄道(GWR)は、持続可能性と耐久性を追求した新型鉄道座席「EcoSeat™」の試験運用を、2026年3月17日より開始した。試験区間はエクセターからエクスマスおよびペイントン間であり、この取り組みは将来の鉄道車両における環境配慮型代替案を模索する業界全体の動きの一環と位置づけられる。
EcoSeat™は、マットレスで一般的に採用されるポケットスプリング技術を応用したものであり、スピンクス社とクオンタム・シーティング社との協業により実現した。この新設計の座席は、従来の鉄道座席で用いられてきたポリウレタンフォームや難燃性化学物質を一切使用せず、完全にリサイクル可能な構造を特徴としている。スピンクスの座席プロジェクトマネージャーであるジョン・ピック氏は、このポケットスプリングシステムが快適性、完全なリサイクル性、高い耐久性を両立させている点に言及した。この開発プロジェクトは、運輸省(DfT)とイノベートUKが推進する「ファースト・オブ・ア・カインド(FOAK)」プログラムを通じた25万ポンドの研究契約によって支援されている。
耐久性においても、EcoSeat™は高い水準を達成している。クオンタム・シーティング社は、加速耐久試験において、この座席が過酷な鉄道座席の耐用年数である14年分に相当する使用状況をシミュレートしたことを確認済みである。この座席は、スピンクスの親会社であるハリソン・スピンクスがマットレス製造で培った特許取得済みの接着剤不使用のポケットスプリングを採用しており、英国製のコンポーネントのみで構成されている。座席カバーには高比率のウール素材が使用され、既存のクオンタム・シーティング社製アルミニウムフレームと組み合わされている。
エンジェル・トレインズ社のシステムエンジニア、デビッド・クラーク氏は、乗客の全体的な移動体験を向上させるための座席改良の重要性を強調し、この試験への支援に意欲を示した。GWRのフリート更新プログラム担当スポークスパーソンは、ネットワーク全体の乗客体験と持続可能性を高める可能性のある革新的な技術の探求に常に関心があると表明し、試験期間中に実際の運用条件下での性能評価と乗客からのフィードバック収集を実施する方針を示した。
鉄道業界全体で持続可能性への関心が高まる中、従来のポリウレタンフォームを排除し、リサイクル可能な素材に置き換えるEcoSeat™のような動きは、鉄道インフラ調達における循環経済の原則を統合する重要な一歩と見なされる。この技術が成功すれば、より快適で環境負荷の低い次世代の鉄道座席の標準となる可能性がある。
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ソース元
South Leeds Life
South Leeds Life
Quantum Seating
RailBusinessDaily
Rail Industry Connect
Rail Magazine
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