Denza Z9 GT、欧州市場に1140馬力EVと1500kW急速充電技術を投入

編集者: Tetiana Pin

BYD Denza Z9 GT: 1100馬力の電動ステーションワゴンがヨーロッパを驚かせた。

BYD傘下の高級ブランドであるDenzaは、2026年4月8日にパリ・オペラ座において、フラッグシップモデルであるZ9 GTを欧州市場へ正式に投入したと発表した。この投入は、欧州のプレミアム新エネルギー車(NEV)セグメントにおける中国ブランドの本格的な攻勢の開始を意味する。Denza Z9 GTは、その高性能なEV仕様と、革新的な「フラッシュ充電」技術を戦略的な武器として、ポルシェ パナメーラなどの既存高級競合車に対抗する姿勢を明確に示している。

欧州での受注は、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国の主要5カ国で即時開始され、数週間以内にDenzaの新規ショールームでの販売が開始される予定である。Denzaは2026年末までに欧州30カ国への展開を目指しており、そのインフラ整備の一環として、BYDは今後12ヶ月間で3,000基のフラッシュ充電ステーションを欧州全域に展開する計画を公表した。

欧州導入モデルの主軸となるピュアEV仕様は、最高出力850 kW(約1140馬力)と1210 Nmのトルクを発生する三モーター構成を採用しており、フロントに230 kW、リアに各310 kWを搭載する。このパワートレインにより、0-100 km/h加速は2.7秒を達成する。車両の全長は約5.2メートル(5195 mm)、ホイールベースは3125 mmであり、後輪操舵技術の採用により最小回転半径5.35メートルを実現し、欧州の市街地での取り回しを向上させている。

Z9 GTのEVモデルは、BYDの第2世代ブレードバッテリーをセル・トゥ・ボディ統合技術で搭載し、容量は122.49 kWhに達する。欧州のWLTP基準に基づく航続距離は約599キロメートル(約372マイル)と公表されているが、後輪駆動(RWD)バージョンでは最大800 kmに達する見込みである。このバッテリー技術は、最大1500 kWのピーク充電能力を持つフラッシュ充電に対応しており、10%から70%充電までが5分、10%から97%充電までが9分で完了する性能を示す。さらに、摂氏マイナス30度の環境下でも20%から97%までを12分で充電可能であり、従来の充電に対する懸念を払拭する利便性を目指している。

欧州市場では、当初EVモデルが先行し、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルは年内に投入される予定である。PHEV仕様は570 kWのシステム出力を持ち、63.82 kWhのバッテリーを搭載し、EV単体で約200 km、総合で約800 kmの航続距離が見込まれている。内装はNappaレザーやウッドトリムを採用し、8ウェイ調整可能なフロントシートには10ポイントマッサージ、冷却、加熱、アクティブボルスター機能を装備するなど、高級車顧客が求める快適性と豪華さを追求している。インフォテインメントシステムは17.3インチのメインディスプレイに加え、左右に13.2インチのスクリーンが配置され、20スピーカーのドルビーアトモスシステムや冷却機能付きクーリングボックスを備えている。

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ソース元

  • AutoRevue.cz

  • Electrek

  • Car News China

  • Top Gear

  • electrive.com

  • YouTube

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