カカオ不使用チョコレート技術のForeverland社、欧州展開加速へ600万ユーロを確保

編集者: Olga Samsonova

カカオ不使用チョコレート技術のForeverland社、欧州展開加速へ600万ユーロを確保-1

イタリアのフードテック企業であるForeverland社は、欧州全域での事業拡大を加速させるため、新たに600万ユーロの資金調達を完了したことを発表しました。この資金は、同社が開発した「Choruba(チョルバ)」、すなわちキャロブ(イナゴマメ)を主原料とするカカオ不使用のチョコレート代替品の国際展開を後押しするものです。カカオの供給網の不安定化と価格高騰が世界的な課題となる中、Foreverland社は持続可能性と安定供給を両立させるソリューションとして注目を集めています。

Chorubaは、従来のカカオベースのチョコレートと比較して、水の使用量を大幅に削減し、二酸化炭素(CO2)排出量も低減させるという環境面での優位性を有しています。代替カカオ業界の動向として、ダークチョコレート1枚の製造に約1,700リットルの水が使用されるとの報告もあり、この削減効果は環境負荷低減の観点から重要視されています。Foreverland社の共同創業者兼CEOであるマッシモ・サバティーニ氏は、今回の資金調達が、同社が単なるフードテックの革新者としてだけでなく、製菓メーカーにとって信頼できる産業パートナーとしての実行力を裏付けるものだと述べています。

同社の生産拠点であるイタリア・プーリア州の施設は、国際的な品質・安全基準の証明であるIFS Food認証を取得しました。この認証は、同社が工業的パートナーに対し、高品質かつ大容量の供給を確実に行える体制が整っていることを公的に確認するものであり、大手菓子メーカーとの連携強化に不可欠なステップです。さらに、Foreverland社はこの資金を活用し、Chorubaシリーズのオーガニック版を市場に投入する計画であり、産業規模でオーガニックのカカオ代替品を提供する企業となることを目指しています。

この資金調達ラウンドは、既存投資家であるKost CapitalとMaia Venturesが主導し、CDP Venture Capital、Riello Investimenti SGRのLinfaファンド、そしてNewtree Impactといった新規投資家も参加しました。これにより、同社の累計調達額は940万ユーロ(約1,080万米ドル)に達しました。Maia Venturesの創業者であるアンドレア・ガラッシ氏は、Foreverland社の規律ある実行力と明確なビジョンを評価し、将来を見据えた原料開発への信頼を示しています。

欧州展開の焦点は、ドイツ、フランス、そして本国イタリアの主要市場に置かれており、資金は主要な菓子業界関係者との関係深化や、カカオ・チョコレート業界の経験豊富な人材の採用に充てられる予定です。カカオの持続可能性を巡っては、児童労働や森林破壊といった社会・環境問題が指摘されており、代替品への関心は高まっています。同社は昨年10月にプーリア州に年間500トンの生産能力を持つ工場を開設しており、安定供給体制を確立した上で、国際的な市場拡大フェーズへと移行しています。

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ソース元

  • Pulse 2.0

  • Vestbee

  • EU-Startups

  • FoodBev Media

  • Protein Report

  • Startup Researcher

  • Foreverland

  • FinSMEs

  • CDP Venture Capital SGR

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