タタ・モーターズ、フリート専用XPRESセダンにガソリンとCNGモデルを追加しパワートレインを拡充

編集者: Tetiana Pin

Tata Xpres Petrol

タタ・モーターズ・パッセンジャー・ビークルズ(TMPV)は、フリート専用のXPRESセダンラインナップを拡充し、新たにガソリンおよびCNG仕様を導入した。これまでXPRESセダンはXpres-T EVモデルのみの提供であったが、今回の展開により、電気、ガソリン、CNGという完全なパワートレインの選択肢を商用フリート顧客に提供する戦略を明確にした。新モデルの予約受付は、2026年1月23日より、タタ・モーターズの認可されたフリート専用ディーラー網を通じて開始されている。

価格設定は競争力を意識しており、ガソリン仕様の開始車両本体価格(デリー・ショールーム渡し)は55.9万ルピーから、CNG仕様は65.9万ルピーからと設定された。これらの新モデルは、フリート運用の過酷な使用要件を満たすため、タタ・モーターズが実績を持つ1.2リッターRevotronエンジンを搭載し、マニュアルトランスミッションとのみ組み合わされている。このエンジン構成は、高頻度稼働が求められる商用車特有の耐久性要求に応えることを主眼としている。

パワートレインの性能面では、ガソリンエンジンは86馬力と113ニュートンメートル(Nm)のトルクを発生させる。一方、CNGバージョンは、燃料の特性に合わせて調整され、75.5馬力と95Nmのトルクを発生させる。タタ・モーターズは、フリート購入者向けに、1kmあたり約0.47ルピーという低い走行コストを実現すると試算しており、これは運用経費の抑制に直結する重要な要素である。標準保証は3年間または10万kmが提供され、最大5年間または18万kmまで延長可能であり、フリート事業者のダウンタイム削減を支援する。

安全装備として、全車に前方衝突保護のためのデュアルフロントエアバッグが標準装備されている。特にCNGモデルには、ガス漏れを検知した場合に自動的に燃料モードをガソリンに切り替える漏洩検知システムが組み込まれた。利便性向上のため、2026年モデルにはフォグランプが追加され、既存のリアパーキングセンサーおよびリバースパーキングカメラと併せて提供される。

技術的なハイライトとして、CNGモデルに搭載されたセグメント初となる70リットル(水容量)のツインシリンダーCNGタンク設定が挙げられる。このパッケージングにより、CNG車でありながらも実用的なラゲッジスペースが確保され、XPRES CNGは227リットルの荷室容量を維持している。対照的に、XPRESガソリン仕様は、フリートセダンセグメントで最大の419リットルの荷室容量を誇る。この積載能力の確保は、タクシー事業者などが直面する荷物関連の予約損失を解消し、セダンフリートの収益ポテンシャルを最大限に引き出すための設計上の配慮と見なされる。

タタ・モーターズは、これらの新ICE(内燃機関)モデルの導入により、インドの商業輸送市場における電動化のトレンドに対応しつつ、コストに敏感なセグメントの需要も同時に満たす多角的なパワートレイン戦略を推進している。TMPVは専用のフリート特化型ディーラー網を構築し、専用の販売およびサービスインフラを提供することで、車両の稼働率向上と迅速なターンアラウンドタイムの実現を目指している。XPRESレンジは、空港送迎、ライドシェア、社用送迎、観光タクシーなど、高頻度利用のセグメントをターゲットとしている。

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ソース元

  • The Times of India

  • ScanX

  • Team-BHP

  • CarLelo

  • The Times of India

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