MIND食の厳格な遵守が脳の構造的変化の遅延と関連する新たな解析結果
編集者: Olga Samsonova
最新の解析結果は、MIND食(Mediterranean-DASH Intervention for Neurodegenerative Delay)へのより厳格な遵守が、脳の構造的な変化の進行を抑制することを示唆している。この食事法は、地中海食と高血圧予防のためのDASH食の利点を統合し、特に神経変性疾患の遅延を目的として2015年にシカゴのラッシュ大学医療センターの研究チームによって提唱された経緯を持つ。
本研究では、平均年齢60歳の被験者1,647名(フラミンガム心臓研究オフスプリングコホート)のデータを平均12年間にわたり追跡調査した。この期間中、加齢に伴う脳組織の損失、特に記憶、学習、意思決定に重要な役割を果たす灰白質の萎縮や、脳の萎縮を反映する脳室容積の拡大が観察された。しかし、MIND食を最も忠実に実践していた参加者は、これらの構造的変化の遅延が顕著であった。
具体的には、MIND食への遵守度が3ポイント上昇するごとに、灰白質の損失が20%減少し、これは脳の老化が2.5年遅れることに相当する遅延効果と関連付けられた。さらに、総脳室容積の拡大に関しても、遵守度の3ポイント上昇は組織損失が8%少なく、脳の老化が1年遅れる効果と関連していた。研究者らは、ベリー類に含まれる抗酸化物質や、鶏肉のような質の高いタンパク質源が、神経細胞の損傷を軽減する酸化ストレスを抑制する可能性を指摘している。対照的に、不健康な脂肪を多く含む揚げ物や甘い菓子類は、炎症や血管損傷の一因となり得ると考察されている。
MIND食の推奨事項は、緑の葉物野菜を週6回以上、ベリー類を週2回以上、ナッツ類を週5回以上、魚を週1回以上、オリーブオイルを主たる調理油として使用することに重点を置いている。一方で、バターやマーガリン、チーズ、赤身肉、揚げ物、甘いお菓子などの摂取は制限されるべき食品として挙げられている。赤身肉については週4回以下への制限が推奨され、魚や鶏肉への置き換えが推奨される。
この食事法は、認知機能の低下リスク低減との関連が過去の観察研究で示唆されてきたが、構造的な脳の変化への影響を検証した点で本研究は重要である。ただし、本研究のコホートは主に白人で構成されていたため、結果の一般化には注意が必要であるとの指摘もある。また、別の無作為化比較試験では、MIND食介入群と軽度カロリー制限を伴う対照群との間で、3年間の認知機能および脳MRI所見に有意な差は見られなかったという報告もあり、食事介入試験の複雑性が再認識されている。しかし、英国バイオバンクの研究では、MIND食への遵守が認知症だけでなく、脳卒中、うつ病、不安症のリスク低減とも有意に関連していることが示されており、広範な神経保護効果が示唆されている。
専門家は、このような長期的な研究が、ライフスタイル要因が脳の健康に及ぼす影響の理解を深める上で役立つと述べている。MIND食は、脳の健康を支え、加齢に伴う構造的変化を遅らせる可能性を秘めた、実証に基づいた生活習慣の一つとして位置づけられる。
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ソース元
www.topontiki.gr
News-Medical.Net
The Resident
KRDO
Framingham Today
Science Media Centre
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