宇宙飛行士は AxEMU を使って NASA の中性浮力ラボで訓練を行っています。
NASA、NBLで新型宇宙服AxEMUの2基同時訓練を2025年9月に完了
編集者: Tetiana Martynovska 17
NASAは、アルテミス計画における月面探査フェーズの運用検証として、ジョンソン宇宙センターのニュートラル・ブイアンシー・ラボラトリー(NBL)で重要な一歩を達成しました。2025年9月、新型の船外活動用宇宙服であるAxiom Extravehicular Mobility Unit(AxEMU)を用いた初の2基同時訓練が成功裏に完了しました。この訓練では、NASA宇宙飛行士のロラル・オハラ氏とスタン・ラブ氏が、完全に統合された2基のAxEMUを装着し、シミュレートされた月面活動を実施しました。NBLは620万ガロンの水を湛える施設で、長年にわたり国際宇宙ステーション(ISS)の修理から月面活動のリハーサルまで、多岐にわたる訓練を支えてきました。
The AxEMUは、KBRincorporated's 真空チャンバーでSan Antonio, Texasにてテストを受けました
この二重スーツでの実施は、単独テストでは把握できない、乗組員間の連携や生命維持システムの並行性能評価といった複雑なロジスティクスと調整の課題に対処するものです。今回の成功は、NBLの施設、支援システム、訓練手順がアルテミス計画の次の段階の準備ができていることを示しています。AxEMUはAxiom Spaceによって設計され、アポロ時代のスーツや現行のISS用ユニットから進化を遂げています。
次世代スーツであるAxEMUは、より大きな可動域と優れたフィット感を念頭に設計されており、多様な体型に対応し、最大90%の米国人男女を収容可能です。革新的な関節構造により、月面での移動や岩石サンプルの採取といった複雑な作業が可能になります。また、このスーツは月面南極の極端な低温や、地球上より150倍高い放射線レベルに耐えるよう設計されており、外層には太陽光を反射し内部温度を調節する白色の層が採用されています。Axiom Spaceは、この開発においてイタリアのPradaと提携し、炭素繊維や複合材料に関する専門知識を活用しています。
二重スーツでの実施に先立ち、Axiom Spaceの宇宙飛行士兼最高技術責任者である若田光一氏が2025年5月に単独でスーツの試験を実施しました。さらに、NASAのエンジニアであるクリスティン・デイビス氏とリチャード・ローズ氏も統合の習熟のためにテストに参加しています。AxEMUの開発は、NASAの探査船外活動用モビリティユニット(xEMU)の設計を基盤としており、Axiom SpaceはNASAの過去の技術的知見を活用することでリスク軽減の恩恵を受けています。
個別のスーツテストから、2名の宇宙飛行士と支援チームが関与する完全な運用シミュレーションへの移行は、新しい船外活動(EVA)ハードウェアに伴うリスクを軽減するための体系的かつ堅牢なアプローチを実証しました。このNBLでの訓練は、月面での活動に必要なクルーの協調性、生命維持システムの並行動作、訓練環境の適合性を検証する上で極めて重要な運用上の検証点となります。NASAは、この成果に基づき、アルテミス計画の次の段階へ進む準備が整ったとの結論を下しています。
ソース元
Space.com
NASA astronauts take new moonsuit for a swim | Space photo of the day for Nov. 28, 2025
Axiom Space's Next-Gen Spacesuit is Crew Tested for First Time in NASA's Neutral Buoyancy Lab
Axiom Space Image Gallery - NASA
Newsroom - Axiom Space
Axiom Completes Initial Crew Testing of Next-Generation Spacesuits - FLYING Magazine
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