ショウガと地中海食スパイス、2型糖尿病管理における相乗効果を最新分析が示唆
編集者: Olga Samsonova
ショウガ(生姜)が2型糖尿病(T2DM)の指標管理において有望な香辛料の一つとして注目されている。スペインのサラゴサ大学が2024年に学術誌『Nutrients』に発表したシステマティックレビューおよびメタ分析は、地中海食に含まれるハーブやスパイスがT2DM患者の血糖プロファイルに及ぼす影響を検証した。この広範な分析には、ブラッククミン、シナモン、ショウガ、ターメリック、サフランといったスパイス群が含まれ、これらが血糖コントロールの改善に集団として寄与する可能性が示唆された。
ショウガの特異的な利点は、主要なポリフェノール成分であるジンゲロールやショウガオールに起因し、これらはインスリン感受性の向上と抗炎症作用を発揮することが知られている。メタ分析の結果、ショウガの補給は、空腹時血糖値、ヘモグロビンA1c(HbA1c)、および血中インスリン濃度のすべてにおいて統計的に有意な低下をもたらしたことが確認された。特にHbA1c値の有意な改善を示したのは、ショウガとブラッククミンの二つのスパイスのみであった。なお、研究間でショウガの摂取量には600mgから3000mg/日と幅があった。
他の地中海食由来のスパイスも個別に血糖コントロールに貢献している。ブラッククミンは空腹時血糖値を平均で26.33mg/dL低下させ、シナモンは18.67mg/dLの低下を示した。ターメリックは12.55mg/dL、サフランは7.06mg/dLの有意な減少を示した。これらの成分は、インスリン抵抗性の根底にある炎症プロセスに対抗する役割を担い、広範なライフスタイル改善戦略を補完するものと位置づけられる。
個別のメカニズムに焦点を当てると、ショウガの活性成分である6-ジンゲロールは、脂肪細胞の分化を促進し、細胞レベルでのインスリン感受性を高めることが、農研機構の研究で示されている。さらに、ショウガ抽出物を投与された糖尿病モデルマウスでは、糖負荷後の血糖値上昇が対照群と比較して有意に抑制されたことが検証されている。ショウガオールはジンゲロールよりも強い抗酸化作用を持つと報告されており、これらの複合的な作用が血糖値管理を多角的に支援していると考えられる。
2型糖尿病は、2019年の国民健康・栄養調査の推計によれば、強く疑われる者と可能性を否定できない者を合わせると2,251万人に上る深刻な公衆衛生上の課題である。進行すると糖尿病性網膜症、腎症、神経障害といった三大合併症や動脈硬化を引き起こし、生活の質を著しく低下させる。したがって、食事指導はT2DM患者のQOL向上に極めて重要であり、地中海食の構成要素であるこれらのスパイスの積極的な利用は、予防と管理の両面で注目に値するアプローチである。
この研究群は、地中海食という包括的な食事パターンが持つ、心血管疾患リスクの低減や血糖コントロール改善といった実績に基づいている。ショウガが空腹時血糖、HbA1c、インスリンの三指標すべてを有意に減少させた点は特筆に値し、その多面的な生理活性が、現代の生活習慣病管理における天然由来の介入策としての地位を確立している。今後の研究では、これらの成分を高含有するショウガの育種や、機能を維持しつつ辛味を低減したサプリメント開発への応用が期待される。
6 ビュー
ソース元
znaj.ua
Access Medical Labs Blogs
Surrey Live
MDPI
Bali clinic
Healthline
このトピックに関するさらに多くのニュースを読む:
エラーや不正確な情報を見つけましたか?できるだけ早くコメントを考慮します。
