Chimborazo 火山の威風堂々とした姿
地球中心から最も遠い頂:チンボラソ山が示す地球の回転楕円体構造
編集者: Tetiana Martynovska 17
エクアドルのチンボラソ山の山頂は、地球の表面上で最もその中心から遠い地点として特筆される。この事実は、地球が完全な球体ではなく、自転による遠心力の影響で赤道付近が膨らんだ回転楕円体であるという測地学的な構造に起因する。地球の赤道半径が約6,378キロメートルであるのに対し、極半径は約6,357キロメートルと、その差は約21キロメートルに達する。この赤道方向への膨らみ、すなわち扁平率が、チンボラソ山の特異な地位を決定づけている。
「Closest to space」はエベレストではない。
チンボラソ山は赤道からわずか南緯1度という至近距離に位置しており、この地理的優位性により、地球の中心からの距離において優位に立つ。標高(海抜)では6,263メートルあるいは6,268メートルとされるチンボラソ山頂は、海抜8,848.86メートルを誇るヒマラヤの最高峰、エベレストよりも、地球の中心から約2.1キロメートル遠方に位置する。エベレストが海面を基準とした世界最高峰であるのに対し、チンボラソは「宇宙に最も近い山頂」という独自の称号を保持する。この地心距離の概念は、地球の形状を数学的に厳密に定義する地球楕円体に基づいている。
地球の形状に関するこの知見は、17世紀から18世紀にかけてニュートンとカッシーニの間で国際的な論争を引き起こしたテーマであり、最終的にフランス学士院によるエクアドルとスカンジナビア半島での弧長測定によって、地球が扁平な回転楕円体であることが証明された。この扁平率は、赤道半径と極半径の差を赤道半径で割った値で示され、完全な球体であれば値はゼロとなる。このわずかな「つぶれ」が、地球規模で様々な現象を引き起こしている。
登山者にとって、チンボラソはエクアドルにおける重要な目標であり続けている。2025年を通じてガイド付きの登頂ツアーが確認されており、エクアドル山岳連盟との国際交流事業として、日本山岳会が2019年に合同登山を実施した記録も存在する。登頂を目指すクライマーは、標高が高いため、特に高度順応に重点を置く必要があり、しばしばキトやリオバンバといった都市で準備を行う。例えば、一部のツアーでは、高度順応のために標高5,897メートルのコトパクシ山に登頂することが推奨されている。
チンボラソの登攀は、標高4,800メートル付近まで車両でアクセスできるため、6,000メートル級の山の中では比較的効率的に登頂が可能であるとされている。しかし、雪上歩行は標高5,500メートル前後から始まり、氷河の取り付き部分には雪壁や不安定な箇所が存在するため、基本的なアイゼンおよびピッケル技術が求められる。エドワード・ウィンパーらが1880年に初登頂を達成したこの山は、標高を基準とするエベレストとは異なる、地球物理学的な意義を冒険家に提供する。この地心距離の概念は、趣味的な感慨を深める数値であると同時に、地球の質量分布を反映するジオイド面とは異なる、数学的な地球モデルに基づくものである。
ソース元
ПолитЭксперт
Wikipedia
NOAA's National Ocean Service
Mark Horrell
Guided Peaks
Wikipedia
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