アルゼンチン、アルト・ベジョで絶滅危惧種アカアシセリマの生息確認、地域コミュニティとの連携が成果に

編集者: Olga Samsonova

アルゼンチンのサンティアゴ・デル・エステロ州アルト・ベジョ地域において、長らく確認が困難であったアカアシセリマ(Orco Chuña)の生息が記録された。この鳥は、その鋭く大きな鳴き声で知られるが、写真による確実な記録の取得は長年の課題であった。今回の記録は、同州における同種の保全活動における重要な節目と見なされている。アカアシセリマは、体長約75〜90cm、体重1.5〜2.2kgに達する大型の地上性鳥類であり、鮮やかな赤い脚と嘴を特徴とする。

今回の成果は、コカユ野鳥観察クラブ(COA Kakuy)のメンバーが、地元のディアギタ族アユ・カカン(Ayllu Cacán)コミュニティと連携し、eBird.orgに登録するための最初の写真記録を達成したことによる。この共同作業は、ディアギタ族がこの鳥とその生息環境を積極的に保護してきた地域主導型の保全活動の具体的な成功例であり、生物多様性保全における地域社会の関与の重要性を示している。アルト・ベジョ地域は、このユニークな保全モデルを基盤とした責任ある観光の促進地として、自然および文化の聖域としての発展を目指している。

科学的観点から、アカアシセリマは絶滅した「恐怖の鳥」(Phorusrhacids)に最も近縁な現生種として極めて重要な位置を占める。アカアシセリマはカリアマ科に属し、分類学的には独立した目であるカリマ目(Cariamiformes)に位置づけられている。彼らは主に地上で生活し、脅威に直面すると走行し、最高時速25キロメートルに達する俊敏性を持つ。彼らの祖先とされる恐怖の鳥は新生代の南米における主要な頂点捕食者であり、現代のセリマ類が獲物を嘴で叩きつけて仕留める捕食戦略は、その祖先の行動様式を受け継いでいる可能性を示唆している。

アカアシセリマは、ブラジル中央部から東部、ボリビア東部、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン北東部に広く分布し、標高2,000メートルまでの範囲で見られる。彼らは主にサバンナや乾燥した低木林、丘陵地の草原を好む。IUCNレッドリストでは「軽度懸念(Least Concern)」に分類されているものの、アルト・ベジョでの今回の記録は、広範囲に分布する種であっても、特定の地域における個体群の存続が地域的な保全努力に依存している実態を浮き彫りにする事例である。

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ソース元

  • Diario El Liberal

  • Clubes de Observadores de Aves | Aves Argentinas

  • La Orco Chuña de Alto Bello: el grito de un fantasma que todavía podemos salvar

  • Chuña Patas Rojas (Cariama cristata) - EcoRegistros

  • CHUÑA PATAS ROJAS – Aves Argentinas - fcv.unl.edu.ar

  • Comunidad Indígena Ayllu Cacan Turas Kayku - Pueblo Diaguita Cacano

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