中高年期の継続的な運動が女性の全死亡リスクを半減させる、豪州大規模研究が示唆
編集者: Olga Samsonova
中高年期における一貫した身体活動の維持が、早期死亡のリスクを大幅に低減させ、長寿に繋がるという重要な知見が、オーストラリアの大規模長期研究によって明らかにされた。この調査結果は、公衆衛生における運動の重要性を再認識させるものである。
シドニー大学のBinh Nguyen氏らが主導したこの研究は、学術誌PLOS Medicineに掲載された。研究チームは、1946年から1951年の間に生まれた11,169人のオーストラリア人女性を対象とした。1996年から2019年にかけて約3年ごとの計9回の調査を通じてデータを収集し、参加者が世界保健機関(WHO)の定める中強度から高強度の身体活動(MVPA)に関する推奨事項を継続的に満たしていたかを検証した。WHOのガイドラインでは、成人に対し、週に最低150分の中強度以上の有酸素性身体活動が推奨されている。
WHOの基準を継続的に遵守していた参加者は、一貫して不活発であった同年代の女性と比較して、全原因の死亡リスクが相対的に50%減少するという顕著な結果が得られた。具体的に絶対値で比較すると、ガイドラインを遵守した群の死亡率は5.3%であったのに対し、不活発な群では10.4%に上った。さらに、この活動的なライフスタイルは、心血管疾患による死亡リスクが50%減少し、がんによる死亡率は65%低下したことが報告されている。これは、生活習慣の修正が健康寿命の延伸に決定的な役割を果たすことを裏付ける証拠となる。
研究者たちは、中高年期に身体活動を習慣化することが、早すぎる死に対する強力な防御策となることを強調している。WHOの推奨する週150分という量は、1日あたり約22分に相当し、日常活動に取り入れやすい具体的な目標値を示す。この研究は、過去の多くの研究と異なり、単一時点ではなく23年間にわたる経時的な変化を捉えた点が特筆される。研究チームは、ターゲット・トライアルの模倣フレームワークを用いて、一貫した非遵守群とWHOのMVPA推奨への一貫した遵守群を比較した。
一方で、中高年になってから活動基準を満たし始めた場合の利益については、現時点では確証が得られておらず、今後の研究課題として残されている。この知見は、運動が心血管系や発がんリスクの低減という形で、公衆衛生上の大きな利益をもたらすことを示唆している。この23年間の追跡データは、中高年期におけるWHO推奨レベルの身体活動の継続が、女性の全死亡リスクを半減させるという、極めて具体的な公衆衛生上の指針を提供する。
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ソース元
Thanh Niên
Báo Thanh Niên
World Health Organization (WHO)
Gazeta Express
Báo Sức khỏe & Đời sống
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