金価格、FRBの利下げ期待とドル安で過去最高値を更新(2025年9月16日)

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2025年9月16日、金価格は米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待と米ドルの下落を背景に、史上最高値を記録しました。この日、現物金は0.1%上昇し、一時3,689.27ドルをつけ、3,681.18ドルで取引されました。一方、12月限の米金先物は3,718.50ドルで横ばいでした。

市場では、FRBが9月16日から17日にかけて開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げるとの見方が大勢を占めています。CMEのFedWatchツールによると、この利下げ確率はおよそ93%と高く、すでに市場価格に織り込まれている側面もありますが、今後の金融政策の方向性を示すFRBの声明やパウエル議長の会見が注目されています。

金価格と米ドルの間には歴史的に逆相関の関係が見られます。ドルが弱まると、ドル建てで取引される金は他通貨保有者にとって割安になり、需要が増加して価格を押し上げる傾向があります。今回のドル安も、この関係性を反映し、金の魅力を高める要因となりました。

FRBの利下げ期待は、米国の労働市場の鈍化や、一部で根強いインフレ圧力といった経済指標を受けています。このような経済状況下で、FRBが金融緩和に動くことは、経済活動を刺激し、金利の機会費用を下げることで、利息を生み出さない金のような資産への投資を促すと考えられています。低金利環境は、金にとって追い風となることが多いのです。

さらに、この動きには政治的な側面も影響しています。トランプ大統領はFRBに対し、より大幅な利下げを求めており、金融政策への影響力を行使しようとする姿勢が見られます。また、FRBの独立性に関する法的な議論も背景にあり、金融政策決定のプロセスに注目が集まっています。

金は、経済的な不確実性や地政学的なリスクが高まる局面で、安全資産としての需要が高まる傾向があります。今回の記録的な金価格の上昇は、こうしたマクロ経済の動向と、中央銀行の政策、そして通貨価値の変動が複雑に絡み合った結果と言えるでしょう。投資家は、これらの要因を注視しながら、将来の市場の動きを読み解こうとしています。

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ソース元

  • Reuters

  • What the Federal Reserve is likely to do after stock selloff - CBS News

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