EUとウズベキスタン、戦略的連携を強化する新協定に署名:安全保障と重要資源への道筋

編集者: Tatyana Hurynovich

欧州連合(EU)とウズベキスタン共和国は、2025年10月24日、ブリュッセルにおいて、関係強化の新たな礎となる「強化パートナーシップ協力協定(EPCA)」に署名した。この署名は、同年4月4日にサマルカンドで開催されたEU・中央アジア首脳会合での議論を踏まえ、地域との結びつきを戦略的な高みへと引き上げる重要な一歩となる。

欧州委員長のウルズラ・フォン・デア・ライエン氏は、この協定締結を、サマルカンドでの公約履行の瞬間であると強調した。「本日、我々はウズベキスタンとの長年の関係を強化することで、その公約を履行する」と述べ、既に強固なパートナーシップを確固たるものにする意義を語った。欧州理事会議長のアントニオ・コスタ氏も、本協定が地域との結びつきを深める上で重要な一歩であるとの見解を示している。

EPCAは、従来の貿易関係の枠を超え、安全保障分野での協力を大幅に拡大する。具体的には、サイバーセキュリティ、テロ対策、国境警備、そしてハイブリッド脅威への対処が含まれる。さらに、2024年に署名された覚書に基づき、グリーンおよびデジタルへの移行に不可欠な重要原材料の確保に関する協力も盛り込まれた。フォン・デア・ライエン委員長は、中央アジアの資源が世界のエネルギー転換において戦略的に重要であることを指摘しており、EUは「グローバル・ゲートウェイ」構想の一環として、この分野でのアクセス確保を重視している。カザフスタンとも2024年4月に同様の覚書が署名されている。

この協定は、政治対話のための新たな法的基盤を確立し、貿易・投資、持続可能な開発、コネクティビティ、法の支配、人権など多岐にわたる分野での協力を促進する。特に、地域輸送網の改善を目指す「グローバル・ゲートウェイ」構想やトランス・カスピ海輸送回廊の開発が議論されており、EUがロシアや中国の影響力に対抗し、中央アジアにおける戦略的プレゼンスを強化する意図が背景にあると見られる。

ウズベキスタンにとって、本協定は2017年以降の国内・外交政策の変革が認められた証であり、欧州市場へのアクセス拡大、投資誘致、技術近代化の機会をもたらす。2024年の物品貿易額が約48億ユーロに達する中、協定は予測可能な投資環境の整備や税関手続きの合理化を通じて、製造業やグリーンエネルギー分野での新規プロジェクトの加速が期待されている。これにより、ウズベキスタンは欧州と中央アジアを結ぶ戦略的な経済的結節点としての役割を強固にすることとなる。

ソース元

  • Deutsche Welle

  • European Commission Press Release

  • Council of the European Union Press Release

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