ロシア、ドイツの国際放送DWを「不当な組織」に指定し活動を全面的に禁止

編集者: Tatyana Hurynovich

ロシア連邦検事総長室は、2025年12月16日、ドイツの国際放送局であるドイチェ・ヴェレ(Deutsche Welle、DW)を「不当な組織」として指定する決定を下しました。この措置は、DWのロシア国内での活動を事実上全面的に禁止し、同局とのいかなる協力関係も違法と見なすことを意味します。この指定は、ロシア法に基づき、同局のコンテンツを共有する行為も刑事罰の対象となることを示しています。

この決定は、ロシア司法省の公式登録簿に掲載されたもので、検事総長室はDWを「反ロシア的プロパガンダの最前線にいる」と主張しています。この指定は、2025年8月にロシア議会(ドゥーマ)の外国干渉に関する委員会の委員長であるヴァシリー・ピスカリョフ議員が出した勧告に続くものです。違反者には高額な罰金や禁固刑が科される見込みであり、ロシア国内のDW関連のロシア人従業員にも影響が及ぶ可能性があります。

DWは以前にも、2022年3月に「外国の代理人」に指定されており、今回の措置は段階的な規制強化の延長線上にあります。2022年2月のロシアによるウクライナ全面侵攻直前、ロシア外務省は、ドイツがロシア国営放送RTの番組をブロックしたことへの報復として、DWのモスクワ事務所閉鎖と全言語でのウェブサイト遮断を命じていました。DWは1953年設立の歴史ある放送局であり、2025年10月1日にはバルバラ・マッシング氏が新総裁に就任しています。

マッシング総裁は、この決定を「政権がいかに報道の自由を軽視し、独立した情報がいかに恐れられているかを証明している」と厳しく批判し、DWはウクライナ侵攻やロシア国内で情報が不足している他のトピックについて、引き続き独立した報道を継続する意向を表明しました。DWによると、2025年時点のデータでは、ロシア語サービスは主にビデオコンテンツを通じて週に約1,000万人のユーザーにリーチしており、独立した情報源への需要が根強く存在することを示唆しています。

この「不当な組織」指定は、ロシアにおける表現の自由に対する深刻な後退を象徴しています。報道の自由度ランキングにおいて、ロシアは2025年版で180カ国中171位と、極めて低い位置にあり、報道活動が危険な状況にあることが示されています。RSF(国境なき記者団)は、報道の自由が「重大な岐路」に立たされていると警告しています。

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ソース元

  • Deutsche Welle

  • Medium

  • EBU

  • ФАКТИ.БГ

  • r/neoliberal

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