意識を実在の根源的要素とする理論モデル、ストロム教授が発表

編集者: Vera Mo

ノルウェー生まれでスウェーデンを拠点とする物理学者、マリア・ストロム教授が、宇宙の起源と意識に関する新たな理論モデルを提示した。ストロム教授は、意識が単なる脳活動の副産物ではなく、実在の根源的な要素であると主張している。この研究は、彼女の専門分野であるナノテクノロジーから宇宙論という広範なスケールへの移行を示唆するものであり、ウプサラ大学で進められている。

ストロム教授の論文「Universal consciousness as foundational field: A theoretical bridge between quantum physics and non-dual philosophy」は、2025年11月13日に学術誌『AIP Advances』に掲載された。この理論の核心は、時間、空間、物質といった構造よりも意識が先行するという点にある。彼女は、普遍的意識を根源的な場としてモデル化し、個々の意識は対称性の破れや量子ゆらぎといったメカニズムを通じて分化すると説明している。ストロム教授自身、これは経験される現実の機能を記述するための野心的な試みであると述べている。

この理論的枠組みは、個々の意識の知覚された分離は、統一された形のない基質から生じる現象であると示唆する。さらに、このモデルはビッグバン以前の状態を、空間と時間の前に存在する時間のない未分化の可能性として捉える。ストロム教授の業績は、量子重力、情報理論、宇宙論における既存の理論との整合性を示唆しており、古典的な時空がより深い前時空間的秩序から出現するという仮説を立てている。

ストロム教授の考察は、非二元論的哲学の伝統と並行するものであり、初期の量子物理学者たちも同様の概念に到達していた点に言及している。このモデルは、還元主義的な神経科学の見解とは対照的であり、波動関数の収縮を引き起こす意識に関するユージン・ウィグナーの歴史的な議論などと一致する。個々の思考は、普遍的な場を観察された状態へと「収縮」させることで、主観的な経験を構造化すると提案されている。この研究は、2025年における意識に関する学際的アプローチへの科学的関心の高まりの中で、時宜を得たものと見なされている。

ウプサラ大学では、材料科学に加え、物理学・天文学科においても理論物理学や量子物質理論の研究が行われており、ストロム教授の理論は同大学の広範な科学的探求の一環と位置づけられる。同大学では、ミケーレ・ファリスコ氏のように、意識を脳から生じるものではなく、脳内にリンクを作成するものとして捉える「内在的意識」理論を探求する研究者もおり、意識に関する哲学的側面が長年研究されている。ストロム教授のモデルは、個々の意識が死後も消滅せず、それが現れた普遍的な意識の場に戻ると示唆しており、これも量子力学的な用語で定式化されている。論文の補足資料には、対称性の破れ以外の収縮メカニズムの結果としての個々の意識の出現など、ポスト・ビッグバン時代に関する考察が含まれている。

ソース元

  • raketa.hu

  • Uppsala University

  • AIP Publishing

  • AIP Advances

  • Quantum Insider

  • The Helper

エラーや不正確な情報を見つけましたか?

できるだけ早くコメントを考慮します。