キューバ大統領、米民主党議員団訪問受け対話継続を表明 エネルギー封鎖下での外交的動き

編集者: Tatyana Hurynovich

キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領は、米国民主党のプラミラ・ジャヤパル議員とジョナサン・ルーサー・ジャクソン議員による5日間の訪問を終えた直後の2026年4月6日(月)、米国との「真剣かつ責任ある二国間対話」の用意があることを改めて表明した。この動きは、トランプ政権が2026年1月以降に強化した事実上の石油封鎖という厳しい経済的圧力の最中に行われており、外交的緊張と対話の模索が交錯する状況を示している。

訪問した米国の議員団は、キューバ政府、市民社会組織、宗教指導者、ビジネス関係者、さらには反体制派を含む幅広い層から証言を聴取した。ジャヤパル議員とジャクソン議員は、トランプ政権が2026年1月29日に署名した行政命令によって課されたエネルギー封鎖を「経済的爆撃」と断じ、それが「キューバ国民に計り知れない苦痛」をもたらしていると強く非難した。両議員は、キューバの尊厳と自由を保証し、真の協力を通じて米国にも利益をもたらすための即時交渉を求めた。

キューバ外務大臣のブルーノ・ロドリゲス氏もまた、この民主党議員団と会談し、エネルギー封鎖によって激化した「多次元的な侵略」の詳細を説明し、ワシントンからの「絶え間ない敵対的な信用毀損キャンペーン」を糾弾した。ディアス=カネル大統領自身も、以前の3月13日の発言で初期段階の対話を認めており、今回の発言は、米国による封鎖が「犯罪的な損害」を与えているとの認識を再確認し、ワシントンからの「さらに攻撃的な行動の脅威」について警告を発した形だ。

トランプ政権による圧力は、2026年1月にベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領が米軍に拘束された後、キューバの生命線である燃料供給の遮断に動いたことで激化した。この事実上の石油禁輸措置は1月から実施されており、ロシアからの原油約10万トンを積載したタンカーが3月30日にハバナ近郊に到着した際、米国は「人道支援」として入港を容認した。しかし、専門家の見方では、その効果が現れるのは1か月近く先であり、供給量も数週間分に過ぎないとされていた。この燃料不足の結果、キューバ全土で停電が頻発し、3月22日には過去1週間で2回目の全国的な停電が発生し、国家電力システムが「完全に切断」される事態に至った。

アナリストの視点によれば、キューバ政権が不足の要因を外部圧力に帰属させる一方で、中央集権的な経済モデルが投資不足と相まって、生産と供給を維持する能力の構造的欠陥を露呈しているという指摘もある。キューバ政府は、オスカル・ペレス・オリバ・プラガ副首相がNBCニュースのインタビューで述べたように、米国企業だけでなく米国在住のキューバ人やその子孫との柔軟な商業取引関係の構築にも意欲を示しており、対話の窓口を広げている。ディアス=カネル大統領は、対話は前提条件なし、対等な立場、そしてキューバの主権尊重を基礎とするべきであり、「キューバに降伏という選択肢はない」と強調した。

この一連の出来事は、経済的窮状と外交的駆け引きが絡み合う、米・キューバ関係の複雑な力学を浮き彫りにしている。米国の議員による現地視察と、それに対するキューバ指導部の対話継続の意思表明は、高圧的な制裁政策と外交的解決の可能性との間の、緊迫したバランスを示唆している。

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ソース元

  • Deutsche Welle

  • Cubita NOW

  • SWI swissinfo.ch

  • EFE

  • Infobae

  • teleSUR

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