Exolaunch社、大型衛星対応の新システム「CarboNIX NEO」を搭載したTransporter-15ミッションを9月に実施

編集者: Tetiana Martynovska 17

Exolaunch社は、2025年9月に予定されているSpaceXのTransporter-15ミッションに向けて準備を進めており、このミッションでは15カ国からの多様なペイロードが宇宙へ運ばれます。同社は2020年のTransporterミッション開始以来、毎回参加しており、これまでに39回のミッションで580基以上の衛星を展開してきました。

今回のTransporter-15ミッションの目玉は、Exolaunchの最新衛星分離システム「CarboNIX NEO」の初搭載です。この改良されたシステムは、最大1,000kgまでの大型衛星に対応可能で、新しいクランプリングシステムにより、従来よりも強化された強度と剛性を実現しています。CarboNIX NEOは8インチから約39インチまでのサイズで提供され、カスタム径にも対応可能です。ドイツで製造されているため、ITARのような厳格な輸出規制の対象外であり、世界中のあらゆる打ち上げ機での利用が容易であるという利点があります。

Exolaunchは、CarboNIX NEOに加え、EXOpod Nova CubeSatデプロイア、CarboNIX分離リング、Quadro Arrowマイクロサテライト分離ユニットといった実績のある展開システム群も活用します。これらのシステムは、衛星の正確な放出とペイロードへの衝撃を最小限に抑えるように精密に設計されています。

SpaceXのTransporterミッションへの継続的な参加は、Exolaunchが衛星打ち上げ業界において信頼性と技術革新を両立させるリーダーであることを示しています。同社は、多様な顧客ニーズに応えるための包括的なサービスを提供し、宇宙へのアクセスをより身近なものにすることを目指しています。Transporter-15ミッションは、Exolaunchの継続的な成長と国際的な顧客への宇宙展開能力の拡大を改めて示すものとなるでしょう。

ソース元

  • SpaceDaily

  • Exolaunch - Carbonix Neo

  • Exolaunch - Transporter 4

  • Exolaunch - Transporter 13

  • Exolaunch - Transporter 14

  • Exolaunch to Deploy 45 Customer Satellites on Transporter-14, Marking Its Biggest Mission to Date

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