エキストラバージンオリーブオイル、複雑な風味を持つ芸術的食材へ進化

編集者: Olga Samsonova

世界中のミシュラン星付き料理人は、エキストラバージンオリーブオイル(EVOO)を、高級ワインの品種と同様に複雑な風味を持つ食材として捉え、その地位を向上させている。この潮流は、EVOOが単なる調味料の役割を超え、その多様なテロワールと化学的特性が現代のガストロノミーにおいて不可欠な要素となっていることを示唆している。一部の高級オイルは、その風味を「草のような」ものから「刺激的なペッパーのような」ものまでと表現され、ワインのソムリエがテイスティングノートを作成するように詳細なプロファイリングが行われている。

現代の先進的なブランドは、製品の透明性を高めるため、収穫日、産地、そして特にポリフェノール含有量といった指標を積極的に開示している。この高ポリフェノールオイルは、その際立った風味特性に加え、強力な抗酸化物質としての健康上の利点から珍重されている。国際オリーブ評議会認定の研究所によれば、ポリフェノール含有量は収穫時期、オリーブの品種、栽培地の気候条件によって変動し、200 PPMから300 PPMの間で変動する可能性がある。この職人的なアプローチは、単一農園(シングルエステート)からの透明性を重視する生産者によってさらに推し進められている。

ポリフェノールは、フリーラジカルによる細胞損傷から体を守る化合物であり、その抗炎症作用は関節炎や喘息などの慢性疾患に有益である可能性が指摘されている。EVOOの評価軸が、単なる脂肪酸組成から、その複雑な二次代謝産物であるポリフェノール類へと移行していることは、食材の価値観における大きな転換点を示している。一部の研究では、ポリフェノールが豊富なEVOOの摂取が、善玉コレステロール(HDLコレステロール)のわずかな増加や、動脈硬化を促進する酸化LDLの減少と関連付けられている。

料理の世界では、EVOOの応用範囲が拡大しており、従来のドレッシングや仕上げ油としての用途を超えた革新的な試みが現れている。ミシュランの星を獲得したシェフやビブグルマン選出のシェフたちは、イタリア産やスペイン産の高品質なオイルを、ソテーから生での使用まで幅広く試していることが報告されている。先駆的なシェフの中には、EVOOをパウダー状に加工したり、アイスクリームの風味付けに使用したりするなど、そのテクスチャーと風味を実験的に活用する者もいる。例えば、あるシェフは自家製ブリオッシュに挟んだブーダンノワールのアミューズに遊び心を加え、別のシェフはパスタやテリーヌにEVOOを組み込むなど、その活用は多岐にわたる。

このEVOOの「芸術化」は、消費者の意識にも影響を与え、ワインのようにテイスティングや専門家の意見を参考にオイルを選ぶ傾向が強まっている。日本オリーブオイルソムリエ協会のような専門機関も存在し、3000種とも言われるオリーブ品種から生まれる多様な風味(マイルド、スパイシー、苦味、フルーティーなど)を理解し、購入することが推奨されている。EVOOは単なる食用油から、その産地、品種、化学的特性によって明確に差別化され、料理の表現力を高めるための洗練されたツールへと進化を遂げている。この進化は、食文化における本質的な価値の再認識を促すものである。

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ソース元

  • Le Monde.fr

  • Current time information in Creuse, FR

  • Good Housekeeping

  • Premium Olive Oils Retailer

  • The Independent

  • Olivea

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