2026年公開予定『スーパーガール：ウーマン・オブ・トゥモロー』詳細：ミリー・アルコックが演じるカーラ・ゾー＝エル

DCスタジオの共同CEOであるジェームズ・ガンは、待望の新作映画『スーパーガール：ウーマン・オブ・トゥモロー』（Supergirl: Woman of Tomorrow）より、ミリー・アルコックが演じるカーラ・ゾー＝エルの公式な初画像を公開しました。この作品は、再構築されたDCユニバース（DCU）の新たな柱として、大きな注目を集めています。

本作のメガホンを取るのは、『アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル』などの手腕で知られるクレイグ・ギレスピー監督です。主要撮影は2025年1月に開始され、同年5月までに無事完了しました。米国での劇場公開は2026年6月26日に予定されています。この映画は、DCUの第1章「ゴッズ・アンド・モンスターズ」における2番目の映画リリースとなります。この前に、2025年7月に公開された『スーパーマン』が控えています。脚本は、アナ・ノゲイラが原作コミックを基に巧みに翻案しました。

物語の土台となっているのは、トム・キングとアーティストのビルキス・エベリーによる全8号のコミックシリーズで、2021年6月から連載されました。プロットの中心は、スーパーガールが21歳の誕生日を迎えるにあたり、銀河系を横断する壮大な冒険に身を投じるという展開です。ガン監督が語るように、彼女はいとこのスーパーマンとは異なり、クリプトンの残骸の上で最初の14年間を過ごし、周囲の死を目の当たりにしてきたため、よりタフで過酷な経験を積んだキャラクターとして描かれます。この旅路において、彼女は「イエロー・ヒルズのクレム」によって父親を殺された復讐を誓う、ルーティという名の異星人の少女と手を組みます。

人気ドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』でレイニラ・ターガリエン役を演じたミリー・アルコックが、このタフなカーラ役を体現します。ジェームズ・ガンは、彼女のスーパーガールについて「スーパーマンの影に生きるためではなく、彼を凌駕するためにここにいる」と述べ、その存在感の大きさを強調しています。悪役クレム役にはマティアス・スーナールツが決定しており、さらに、以前アクアマンを演じたジェイソン・モモアが、賞金稼ぎのロボとして登場します。ロボの登場は、原作コミックにはなかった追加要素です。また、デヴィッド・クラムホルツとエミリー・ビーチャムが、それぞれスーパーガールの両親であるゾー＝エルとアルーラ役でキャスティングされています。クラムホルツは、本作が「原作のグラフィックノベルに非常に忠実である」とコメントし、原作ファンにとっても期待できる仕上がりであることを示唆しました。

撮影は、ロンドンのワーナー・ブラザース・スタジオ・リーブスデンを含む複数の場所で行われました。ギレスピー監督は、コメディとドラマの要素を絶妙に織り交ぜる独自のトーンをプロジェクトにもたらしています。このバランス感覚により、キャラクターたちに深い人間性が与えられ、観客が感情移入しやすい、奥行きのある作品となることが期待されています。