イタリア主要研究機関、科学文化向上のためイスキア島で全国会議を開催へ

編集者: Olga Samsonova

科学的リテラシーの未来に向けたパブリック・エンゲージメントを主題とする初の全国会議「Scuola e Ricerca. Il public engagement per la cultura scientifica del futuro」の参加登録が開始された。この学術イベントは、2026年5月11日から13日にかけて、ナポリ湾に浮かぶイスキア島で開催される予定である。本会議は、国立核物理学研究所(INFN)、国立天体物理学研究所(INAF)、国立地球物理学火山学研究所(INGV)、および国立研究評議会(CNR)という、イタリアを代表する主要な研究機関群が共同で推進するものである。これらの機関は、イタリアの科学研究の最前線を担い、社会との接点強化に向けた取り組みを加速させている。

INFNのピエルルイジ・パオルッチ会長は、知識、技術、持続可能性を重視する現代社会において、科学研究と学校教育との連携が極めて重要であると指摘した。会議の主要目的は、特にSTEAM分野(科学、技術、工学、芸術、数学)における科学文化へのアクセスを向上させるための戦略と方法論を共有することにある。パブリック・エンゲージメントは、単なる情報伝達ではなく、傾聴、対話、協力を通じて研究機関と市民社会の間に強固な関係を構築するための本質的な要素として位置づけられている。

会議の議題は、研究者と教育者が直面する具体的なニーズを把握し、教育革新の方向性を定めることに焦点を当てる。INAFのカテリーナ・ボッカト氏、INGVのマッダレーナ・デ・ルチア氏、CNRのフランチェスカ・メッシーナ氏といった主要関係者が参加する。ボッカト氏は、将来の科学者を育成するためには、研究室と教室の間の隔たりを埋めることが不可欠であると述べた。また、INFNのパオルッチ氏やINAFのフランチェスカ・シアーニッティ氏らが座長として議論を主導する予定である。

会議の具体的な目標の一つとして、研究機関と学校の間に恒久的なネットワークを構築し、国家的な「学校・研究プロトコル」を起草することが挙げられている。INGVのデ・ルチア氏は、このネットワーク構築が研究成果の普及を加速させる基盤となると強調した。パブリック・エンゲージメント活動は、ANVUR(国家評価機関)のガイドラインにも分類されており、文化的な有用性を持つ活動や、市民を研究プロセスに巻き込むイニシアチブなどが含まれる。

本学術集会には、研究者、教育者、教育省の代表者を含む百名以上の参加が見込まれている。会議では、研究者自身が文化的な仲介者としての役割を果たすこと、および学校との協働を通じて知識の生産と普及を促進する具体的な実践例が共有される。さらに、教育資料やサービスを提供する機関、出版社、企業向けの展示スペースも設けられ、研究と教育現場の具体的な接点を創出する機会が提供される。この取り組みは、イタリアの科学文化の発展と次世代の科学的素養の向上に寄与する戦略的な一歩と見なされている。

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ソース元

  • Consiglio Nazionale delle Ricerche

  • Istituto Nazionale di Fisica Nucleare - INFN

  • Scuola e Ricerca: il public engagement per la cultura scientifica del futuro (10-May 13, 2026): Home - Agenda INFN

  • Scuola e Ricerca: il public engagement per la cultura scientifica del futuro - Agenda (Indico) - INFN

  • Aperte le iscrizioni alla prima conferenza dedicata a Scuola e Ricerca - EduINAF

  • Vulcano Workshop 2026 - Frontier Objects in Astrophysics and Particle Physics

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