サムスンは2025年9月4日、Galaxy Unpackedイベントにて、最新スマートフォン「Galaxy S25 FE」とタブレットシリーズ「Galaxy Tab S11」を発表しました。これらの新製品は、ユーザー体験の向上を目指しています。
Galaxy S25 FEは、6.7インチのDynamic AMOLED 2Xディスプレイ（120Hzリフレッシュレート）を搭載し、Exynos 2400チップセットと4,900mAhバッテリーを備えています。45Wの急速充電に対応し、カメラは50MPのメイン、12MPの超広角、8MPの望遠（3倍光学ズーム）に加え、前面に12MPカメラを搭載しています。Android 16とOne UI 8を搭載し、7年間のOSおよびセキュリティアップデートが保証されています。強化されたアーマーアルミニウムフレームとGorilla Glass Victus+を採用し、IP68等級の防水防塵性能を備えています。カラーはアイスブルー、ジェットブラック、ネイビー、ホワイトが用意されています。
FEモデルとして、フラッグシップ機の主要機能をより手頃な価格で提供する戦略を踏襲しており、Exynos 2400の搭載と7年間のソフトウェアサポートは、この価格帯では異例と評価されています。
タブレット市場では、Galaxy Tab S11シリーズとして2モデルが登場しました。標準モデルのGalaxy Tab S11は11インチAMOLEDディスプレイ（120Hz、ピーク輝度1,600ニト）を搭載し、MediaTek Dimensity 9400+チップセット、12GB RAM、最大512GBストレージを備えています。バッテリーは8,400mAhで45W急速充電に対応。カメラは13MPメインと12MPフロントで、Sペンにも対応しています。
一方、Galaxy Tab S11 Ultraは、より大型の14.6インチAMOLEDディスプレイ（120Hz、ピーク輝度1,600ニト）を搭載し、同様にDimensity 9400+チップセットを採用。12GBまたは16GB RAMと最大1TBストレージオプションが用意されています。バッテリーは11,600mAhで45W急速充電に対応。カメラ構成はTab S11と同様です。両モデルともAndroid 16とOne UI 8で動作し、Sペンをサポートしています。
これらの新デバイスは、AI機能の統合と生産性向上に注力しており、強化されたSamsung DeXモードや改良されたSペンにより、デスクトップライクな作業環境や創造的な活動をサポートします。Dimensity 9400+の採用はパフォーマンス向上に寄与し、長期的なソフトウェアサポートはタブレットのライフサイクルを延ばすことでユーザー価値を高めると分析されています。
サムスンはこれらの最新デバイス発表を通じて、モバイルおよびタブレット市場におけるイノベーションへのコミットメントを改めて示しました。プレミアムな機能と更新された仕様は、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、市場で競争力のある選択肢を提供することが期待されています。