欧州自動車界の重要なイベントであるリヨンモーターショーが、2025年9月24日から28日までリヨンのEurexpoで開催されます。今年のショーでは、50台以上の新型車がお披露目され、その中には注目の世界初公開モデルが2台含まれます。
アスパーク、キャデラック、イスズ、リンク＆コー、ポールスター、エクスペングといったブランドが初出展するなど、55のブランドが集結します。注目の的となるのは、フェラーリ・アマルフィです。このフロントミッドシップV8 2+クーペは、ハイパフォーマンスと日常の使いやすさ、洗練された美学を融合させ、現代のグランドツアラーの概念を再定義します。フェラーリ・アマルフィは、最高出力640 cv（7500 rpm）、最大トルク760 Nmを発生する3.9リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速3.3秒、最高速度320km/hを誇ります。フェラーリ・アマルフィと並び、日本の電動ハイパーカーであるアスパーク・アウル・ロードスターも世界初公開され、この超高級セグメントにおけるパフォーマンスの新たな基準を設定することを目指しています。アスパーク・アウル・ロードスターは、0-100km/h加速1.72秒という驚異的な加速性能を持つオール電化ハイパーカーで、合計1953馬力と1920 Nmのトルクを発揮する4基の電気モーターを搭載しています。
さらに、シトロエンC5エアクロス（改良されたスタイリング、新しいインフォテインメントシステム、快適性の向上）、DSブランドのラグジュアリーセダン市場への復帰を示すDS N°8、そして象徴的な205 GTIに敬意を表したパフォーマンス志向の電動ハッチバックであるプジョーe-208 GTI（280馬力、0-100km/h加速5.7秒）も欧州初公開されます。アストンマーティンは、DBX707の改良版であるDBX S（727 PS）と、V12スーパーGTのコンバーチブルモデルであるヴァンキッシュ・ボランテを展示します。アストンマーティンDBX Sは、727 PSと900 Nmのトルクを発揮する4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速3.3秒を記録します。アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ボランテは、最高出力824馬力、最大トルク738 lb-ftの5.2リッターV12ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速3.4秒です。プジョーe-208 GTIは、280馬力の電気モーターと345 Nmのトルクを備え、0-100km/h加速5.7秒です。シトロエンC5エアクロスは、最新モデルとして先進的な快適性機能と電動パワートレインの選択肢を提供し、電気自動車モデルは最大680kmの航続距離を実現します。DSの新しいフラッグシップであるDS N°8は、最大350馬力を発生し、466マイルの航続距離を誇るとされています。
来場者は、イベント期間中に提供される試乗を通じて、これらの車両の多くを直接体験するユニークな機会を得られます。リヨンモーターショーは、単なる新型モデルの展示にとどまらず、自動車への情熱を祝う包括的なイベントであり、愛好家が最新の自動車イノベーションに触れるためのプラットフォームを提供します。新たに設けられる「プレステージエリア」では、高級モデル、ハイパーカー、スーパーカーに特化したスペースが設けられ、ショーの魅力と高級感をさらに高めるでしょう。