フランコ・レバノン出身の作曲家、オマール・ハルフォウシュ氏による「平和の協奏曲」のオリジナル楽譜が、ヴァチカンの使徒図書館に正式に収蔵されました。この歴史的な出来事は、音楽を通じて平和とヒューマニズムを推進してきたハルフォウシュ氏の長年の功績を称えるものです。楽譜は未来永劫にわたって保存されます。
収蔵式典は、歴史あるレオニエ・ホールにて、使徒図書館長であるジョヴァンニ・チェーザレ・パガッツィ氏とアンジェロ・ヴィンチェンツォ・ザーニ補佐司教の立ち会いのもと、厳粛な雰囲気の中で行われました。ハルフォウシュ氏は、妻と娘と共に、この重要な楽譜の原稿を託しました。教皇フランシスコ猊下から「平和の巡礼者」として認められているハルフォウシュ氏は、フランスの画家ジャマン氏との協働により、楽譜を芸術作品としても昇華させています。
さらに、ハルフォウシュ氏は、この「平和の協奏曲」を、2025年11月にバンコクで開催されるミス・ユニバースの決勝大会で演奏するよう招待されています。世界中に放送されるこのイベントは、彼の作品にとって非常に大きな舞台となるでしょう。ミス・ユニバース2024のヴィクトリア・キェル・テイリヴィグ氏とミス・ユニバース機構のラウル・ロシャ社長が、この楽譜の正式な引き渡しを立ち会いました。
ヴァチカン図書館への収蔵という歴史的な記録と、世界的な舞台での演奏という現代的な影響力。この二つの側面が組み合わさることで、「平和の協奏曲」の不朽の価値と現代社会における重要性が浮き彫りになっています。ハルフォウシュ氏の作品は、芸術が文化や国境を超えて人々の心を繋ぎ、平和への希求を形にする力を持っていることを証明しています。