バンジョー奏者として著名なスティーブ・マーティンとアリソン・ブラウンが、ジャクソン・ブラウンとジェフ・ハンナをフィーチャーした新曲「Dear Time」をリリースしました。この楽曲は、二人の初共作アルバム『Safe, Sensible and Sane』からの第一弾シングルで、アルバムは2025年10月17日に発売予定です。
「Dear Time」はマーティンが作詞、マーティンとブラウンが共作した楽曲です。ジャクソン・ブラウンがボーカルを担当し、ユーモアと誠実さが入り混じった感情を表現しています。ジェフ・ハンナはハーモニーボーカルで参加しており、この曲は時間そのものへの手紙として、人生の経験や時間の経過に対する深い思索を表現しています。
ミュージックビデオはロサンゼルスの象徴的なライブハウス「The Troubadour」で撮影されました。この会場は、マーティンとジャクソン・ブラウンが1960年代にキャリアをスタートさせた場所であり、ブラウン自身も若き頃に演奏した思い出の地です。白黒映像が、記憶や加齢といった楽曲のテーマを際立たせています。
「Dear Time」は、リスナーから好意的な反響を得ており、多くの人々が歌詞の内容やメロディーに共感しています。このシングルは主要なストリーミングプラットフォームで配信中です。マーティンとブラウンは、ニューアルバムのサポートツアーも計画しており、詳細は後日発表される予定です。
スティーブ・マーティンはコメディアン、俳優としても知られていますが、バンジョー奏者およびソングライターとしても音楽活動に力を入れています。一方、アリソン・ブラウンはハーバード大学とUCLAで学び、投資銀行家としてのキャリアを積んだ後、音楽の世界に転身した異色の経歴の持ち主です。彼女はバンジョーの可能性を広げ、ブルーグラスとジャズを融合させた独自のサウンドで高く評価されており、グラミー賞受賞者でありプロデューサーとしても活躍しています。
ジェフ・ハンナは、1966年に結成された「The Nitty Gritty Dirt Band」の創設メンバーであり、長年にわたりバンドの中心人物として活躍してきました。ジャクソン・ブラウンは、1970年代のシンガーソングライター運動を定義づけた一人であり、ロックの殿堂入りも果たしています。彼は「Take It Easy」などの楽曲でイーグルスにも楽曲を提供しています。
この新しいシングルは、ベテランミュージシャンたちの才能が結集した作品であり、音楽ファンにとって必聴のアイテムと言えるでしょう。アルバム『Safe, Sensible and Sane』のリリースとそれに続くツアーにも期待が高まります。