プエルトリコ出身の世界的スーパースター、リッキー・マーティンが、自身の代表曲「A Medio Vivir」のリメイク版を2025年10月2日にリリースしました。この楽曲は、メキシコのシンガーソングライター、カリイン・レオンとのコラボレーションであり、グアテマラ出身のキャスタとコロンビア出身のアンドレス・サベドラによるモダンなプロダクションが施されていますが、オリジナルが持つ感情の深みはそのままに保たれています。ミュージックビデオもアーティストのYouTubeチャンネルで公開中です。
カリイン・レオンは、そのキャリアが急速に発展しており、地域的なメキシコ音楽にポップ、カントリー、ソウルの要素を組み合わせた独自のスタイルで知られています。彼は、アルバム「Boca Chueca Vol. 1」で2025年に3つのラテン・グラミー賞と1つのグラミー賞を含む、いくつかの権威ある賞を受賞しています。
この新曲のリリースと同時に、マーティンは2025年の国際ツアー「Ricky Martin Live」を発表しました。ツアーはチリでの2回のソールドアウト公演、10月4日と5日から始まり、オーストラリア、ヨーロッパ、メキシコ、アメリカ合衆国、そしてアラブ首長国連邦へと続きます。追加公演の日程も今後発表される予定です。
「A Medio Vivir」は、1995年にリリースされたマーティンのサードスタジオアルバムのタイトル曲であり、ラテンポップの歴史において重要な位置を占めています。オリジナル曲は、フランコ・デ・ビータによって書かれ、ラテン・ポップとメキシカン・リージョナルの要素を融合させた新しいバージョンは、音楽界に新たな息吹をもたらしています。プロデューサーのキャスタとアンドレス・サベドラは、この楽曲に現代的なサウンドを加えながらも、オリジナルのエモーショナルなエッセンスを忠実に再現しました。
さらに、マーティンは2025年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで、初の「ラテン・アイコン・アワード」を受賞しました。この栄誉ある賞は、ラテン音楽界における彼の長年にわたる貢献と、世界的な影響力を称えるものです。授賞式では、自身のヒット曲のメドレーを披露し、その不朽のスター性を改めて証明しました。このパフォーマンスは、ラテン音楽が世界に与える影響力の大きさを象徴するものでした。
マーティンのワールドツアーは、彼のキャリアにおける新たな章の始まりを告げるものです。2025年11月1日から10日までオーストラリアで公演を行い、メルボルン、ブリスベン、キャンベラ、シドニーを巡ります。これらの公演は、10年ぶりのオーストラリアでのパフォーマンスとなり、ファンにとっては特別な機会となるでしょう。ツアーは、その後ヨーロッパ、メキシコ、アメリカ合衆国、アラブ首長国連邦へと続き、世界中のファンに彼の音楽を届けます。特に、2026年1月8日にはカリフォルニア州ハイランドのYaamava Resort & Casinoで、1月31日にはアラブ首長国連邦アブダビのSaadiyat Islandで公演が予定されています。これらの公演は、彼のグローバルな影響力を改めて示すものとなるでしょう。