K-POP勢の躍進:ロゼとBLACKPINK、2026年グラミー賞を巡る新たな投票規則と主要候補作

編集者: Inna Horoshkina One

2026年2月1日、ロサンゼルスで開催される第68回グラミー賞授賞式に向けて、音楽界の期待が高まっています。近年、世界的な舞台でその存在感を強め続けているK-POPの波に、特に大きな注目が集まっています。その中でも、ソロ活動で目覚ましい活躍を見せるロゼ、そしてBLACKPINKのメンバーたちの功績は、ジャンルの歴史に新たな一ページを刻もうとしています。

レコーディング・アカデミー会員による投票プロセスは、7月に開始された一連の手続きの集大成として、2025年10月3日から10月15日にかけて最初の段階が実施されます。

今回、最も話題となっているエントリー作品の一つが、ロゼがブルーノ・マーズと共同制作した「APT.」です。また、映画『KPop Demon Hunters』のサウンドトラックに収録されているバーチャルグループHUNTR/Xの「Golden」も有力視されています。これらの楽曲は、主要部門である「年間最優秀レコード」と「年間最優秀楽曲」の両方に提出されました。

さらに、ロゼのアルバム『rosie』も、同映画のサウンドトラックと共に、「年間最優秀アルバム」部門での受賞を目指してノミネート申請が行われています。

シングル「APT.」は、この10年間で最も強力なリリースの一つとして評価されています。英語と韓国語が混ざったこの楽曲のミュージックビデオは、YouTubeでの再生回数が20億回を突破しました。これは、史上最速となるわずか10ヶ月でこの偉業を達成した音楽ビデオとして記録されています。

また、「APT.」は、SpotifyにおいてK-POP楽曲として最速で10億ストリームを突破した記録も打ち立てました。さらに、レディー・ガガとブルーノ・マーズによる伝説的なデュエット曲「Die with a Smile」に次いで、史上2番目に速く10億再生を達成した楽曲としてもその名を残しています。このトラックは、NMEやRolling Stoneが選ぶ2025年のベストソングリストにも選出されています。

ロゼは、この「APT.」によって、すでに2025年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで「ソング・オブ・ザ・イヤー」を受賞しており、現代において最も影響力のあるK-POPアーティストの一人としての地位を確固たるものにしています。今年のグラミー賞争いには、SEVENTEEN、Stray Kids、BLACKPINK、TWICEといった巨大グループに加え、リサ、ジェニー、そしてBTSのJ-HOPEといったソロアーティストたちも参戦しています。

特筆すべき点として、今回のグラミー賞では、アカデミーが史上初めて、投票用紙に記載されるアーティスト名の並び順をランダムにソートするシステムを導入します。これは、先入観を最小限に抑え、すべての参加者に公平な競争条件を提供することを目的とした画期的な試みです。授賞式は、CBSおよびParamount+で放送されるほか、レコーディング・アカデミーの公式YouTubeおよびTikTokチャンネルを通じてライブ配信され、世界中のファンがこの音楽の祭典に参加できるようになっています。

ソース元

  • NME Music News, Reviews, Videos, Galleries, Tickets and Blogs | NME.COM

  • Grammy Awards scheduled for February in Los Angeles - UPI.com

  • 68th Annual Grammy Awards — Hotel Burbank

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