ハイアット リージェンシー コタキナバル、看板料理「テール・アッサム・ペダス」がマレーシア記録簿に認定
編集者: Olga Samsonova
コタキナバルにあるハイアット リージェンシー コタキナバルが提供する看板料理「テール・アッサム・ペダス」が、マレーシア記録簿(Malaysia Book of Records)から国内的な評価を受けました。この認定は、同ホテルレストランにおける「最長在任シグネチャーディッシュ」としての地位を確立するものであり、その提供期間は40年以上に及びます。
この料理はサバ州の食文化遺産を継承しており、本格的な酸味と辛味のブロス、そして柔らかい牛テールが特徴です。この伝説的な一品は、ハイアット・キナバル(現ハイアット リージェンシー コタキナバル)が1977年5月11日にキナバル・インターナショナル・ホテルとして開業した1970年代から、サバ州初のインターナショナルホテルを象徴する存在でした。同ホテルは1979年7月にハイアット・ホテル・マネジメント社と提携し、現在の名称となっています。
アッサム・ペダスはインドネシア、特に北スマトラ地域に起源を持ち、「酸っぱい辛い」を意味する名の通り、タマリンド由来の酸味と唐辛子の辛味が特徴です。この料理の調理においては、市販のペーストではなくタマリンドの果肉を熱湯で溶かして風味を最大限に引き出す手法が用いられています。さらに、玉ねぎ、エシャロット、ニンニク、ショウガをブレンドしたスパイスペーストや、レモングラス、ガランガル、カフィアライムの葉といった複雑な香りの要素が、牛テールの旨味と調和しています。
この料理の調理を長年担ってきたシェフ、サピエエ・アフマド・アブドゥラ氏は70年代から約20年間厨房で腕を振るい、その技術を息子のズルヘルミ氏に伝承しています。現在、このテール・アッサム・ペダスはタンジュン・リア・キッチンで提供されており、価格は78.00リンギット・マレーシア(MYR)で、スチームライス、ピクルス、パパダムが添えられます。同キッチンはISO 22000やHACCPなどの認証を取得し、品質管理を徹底することで伝統の味を高い水準で維持しています。
ホテルの40周年記念(2019年8月1日)には、この看板料理がRM40ネットで提供される特別プロモーションも実施されました。この長寿のシグネチャーディッシュの継続的な提供は、ホスピタリティ業界における一貫した品質と文化保存の模範例として評価されています。
ソース元
Borneo Post Online
Tanjung Ria Kitchen at Hyatt Regency Kinabalu
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