セルビアのドキュメンタリー映画『奇跡は可能』、コルカタ映画祭で4冠達成

編集者: Anulyazolotko Anulyazolotko

セルビアのプロクプリェ映画クラブが制作したドキュメンタリー映画『奇跡は可能』が、インドで開催された「サティヤジト・リトウィク・ミナル国際コルカタ映画祭」で最優秀作品賞、脚本賞、アイデア賞、音楽賞の4部門を受賞し、国際的な評価を獲得しました。

このドキュメンタリーは、かつてユーゴスラビア、ヨーロッパ、そして世界中の大会で数々のメダルやトロフィーを獲得したプロクプリェのボクシングクラブ「トプリチャニン」の栄光の日々を、アーカイブ映像、インタビュー、芸術的なアプローチを通じて描いています。これにより、プロクプリェがスポーツの誇りの象徴であった時代の雰囲気が再現されています。

脚本と監督を務めたジキツァ・ヨヴァノヴィッチ氏は、「未来の世代のために、最大の成功の記憶として残る映画を作れたことは大きな満足です。特に、この物語を少し違った独創的な方法で語り、それが映画祭に認められたことを嬉しく思っています」とコメントしています。同氏は、観客を魅了するだけでなく、次作への意欲も示しました。

『奇跡は可能』はこれまでに合計7つの賞を獲得しており、プロクプリェ映画クラブの最も成功した功績の一つとなっています。この映画の国際的な評価は、セルビア国内の映画界における新たな可能性を示唆しています。ベオグラードで開催される「Beldocs国際ドキュメンタリー映画祭」や、古くから開催されている「マルツォフスキ映画祭(ベオグラード・ドキュメンタリー・短編映画祭)」など、セルビアの映画祭は国際的な評価の高まりを反映しています。ヨヴァノヴィッチ氏はプロクプリェ短編映画祭のディレクターであり、映画クラブ・プロクプリェの会長も務めるなど、多岐にわたる活動を行っています。経済学を専門としながらも、編集や監督の経験を積み、数々の短編映画で国際的な映画祭で受賞するなど、その多才な才能は高く評価されています。

ソース元

  • Južne vesti

  • Film kluba Prokuplje

エラーや不正確な情報を見つけましたか?

できるだけ早くコメントを考慮します。