『マンマ・ミーア！』第3弾の制作が正式決定、アマンダ・サイフリッドが新キャスト候補を提案

人気ミュージカル映画シリーズ『マンマ・ミーア！』の待望の第3作が、現在活発に開発段階にあることが、主演女優のアマンダ・サイフリッドによって正式に明らかにされました。この朗報は、ABBAの不朽の名曲に乗せてソフィーの物語の続きを心待ちにしていたファンにとって、大きな希望の光となっています。

プロデューサーのジュディ・クレイマー氏もまた、当初から三部作として構想されていた本プロジェクトの実現に強い確信を示しています。クレイマー氏は、続編のためのプロットの骨子をすでに用意していると述べていますが、その具体的な内容は厳重に秘匿されています。ソフィー役を演じるサイフリッドは、ギリシャの島々での撮影開始の理想的な時期として、2026年の夏を挙げています。彼女は、これまでの2作品を手掛けたユニバーサル・ピクチャーズが、最近、別の大型ミュージカル作品である『ウィキッド』の制作に注力していたことが、今作の始動が遅れた一因であると指摘しました。

2008年に公開された第1作と、2018年の続編『マンマ・ミーア！ ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン』は、世界的な興行収入で大成功を収めました。それぞれ興行収入は6億ドル、4億200万ドルを記録しています。サイフリッドは、物語をさらに豊かにするために、新たなアンサンブルキャストの候補を挙げることで、ファンの関心を掻き立てました。特に、彼女は新進気鋭のスターであるサブリナ・カーペンターとシドニー・スウィーニーを映画に迎えたいという願望を表明しています。サイフリッドの考えでは、カーペンターはソフィーの長年離れ離れになっていた従妹役、スウィーニーは主要キャストの一員として加わるのが理想的だということです。

第3作では、前作の続編としての物語が展開される見込みです。前作でソフィーが妊娠したことが明らかになりました。サイフリッド自身は、ソフィーが母親として子どもたちを育てる姿を描きたいと熱望しており、これによりキャラクターに新たなドラマ的、そしてコメディ的な可能性が生まれます。彼女は、シリーズのベテランキャスト、すなわちソフィーの3人の父親役（ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド）に加え、ジュリー・ウォルターズやクリスティン・チェノウェスも続投することを明言しました。前作でドナ役のメリル・ストリープは亡くなった設定ですが、プロデューサー陣とストリープ自身も、創造的な脚本上の工夫を通じて彼女を再登場させる意欲を示しています。

クリスティン・チェノウェスは以前、ジュディ・クレイマーと面会したことを明かしており、クレイマーがすでに「マンマ・ミーア！3」の計画を進めており、その「実現方法についての物語の筋書き」を共有したと語っています。これは、ユニバーサル・ピクチャーズからの正式な発表がないにもかかわらず、三部作の内部的な作業が精力的に進行していることを裏付けるものです。ファンは、この古巣の仲間たちが再び集結し、ギリシャの太陽の下で新たなハーモニーを奏でる日を心待ちにしています。