『コンジャリング:ラスト・ライツ』は公開週末に全世界で1億8700万ドルという驚異的な興行収入を記録し、ワーナー・ブラザースは新たな前日譚映画の製作を発表しました。シリーズの完結編として宣伝されていましたが、この記録的な成功は、人気のホラーユニバースの将来を確固たるものにしました。
マイケル・チャベス監督が手掛けた『コンジャリング』ユニバース第9弾となる本作は、オカルト調査員のエド・ウォーレンとロレイン・ウォーレンをパトリック・ウィルソンとヴェラ・ファーミガが演じています。国内興収は8300万ドル、海外興収は1億400万ドルを記録し、これはアメリカ国内でのホラー映画のオープニング興収としては歴代3位、海外では歴代最高を記録しました。批評家からは賛否両論の評価を受けたものの、その力強い興行成績はシリーズの根強い人気を証明しています。
新たに製作される前日譚映画では、ウォーレン夫妻のファイルに残る初期の事件に焦点を当て、ファンが期待する新たな物語と独特のゴシックな雰囲気を届ける予定です。この成功は、ワーナー・ブラザースにとって2025年において7作連続で興収4000万ドル超えを記録するという快挙にも繋がりました。シリーズ全体では既に20億ドル以上の興行収入を上げており、ホラーフランチャイズとしての地位を不動のものとしています。
特に、『コンジャリング:ラスト・ライツ』は、公開週末の興収で2017年の『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の1億9000万ドルを上回り、ホラー映画史上最高のオープニング記録を樹立しました。国内興収でも8400万ドルを記録し、歴代3位となっています。本作の成功の背景には、シリーズへの長年のファンの信頼と、エドとロレイン・ウォーレンというキャラクターへの深い愛着があります。パトリック・ウィルソンとヴェラ・ファーミガは、長年にわたりウォーレン夫妻を演じ、その夫婦としての絆や、恐怖に立ち向かう姿をリアルに描き出してきました。
今後の前日譚映画では、ウォーレン夫妻が登場しない可能性も示唆されており、シリーズの新たな展開に期待が寄せられています。これにより、ユニバースはさらに広がりを見せ、新たな恐怖の物語が紡がれていくことでしょう。ワーナー・ブラザースは、この成功を基盤に、さらなるスピンオフやテレビプロジェクトも検討しているとのことです。