King & Princeの高橋海人さんと女優の芳根京子さんが、自身が主演を務める映画『君の顔では泣けない』の2025年10月1日に開催されたジャパンプレミアに登場しました。本作は、坂下雄一郎監督(2022年の『サンデーラン』や2017年の『どんな風が吹いても』などの作品で知られる)がメガホンを取り、2025年11月14日に公開されるロマンティックコメディです。
物語は、高校生のある男女が、ある日突然、お互いの身体と心が入れ替わってしまうという奇妙な出来事から始まります。入れ替わったまま15年もの歳月が流れ、二人はそれぞれの人生を歩みながら成長していきます。プレミア上映会では、共演者のスージ・タケイチさんが、高橋さんと一時的に身体を交換してみたいと冗談交じりに語り、会場を和ませました。
それに対し高橋さんは、AIと1時間だけ入れ替わってみたいとユーモラスに返し、人工知能への関心を示しました。このプレミアは、映画のユニークな設定と、キャスト陣の魅力的なケミストリーを垣間見せ、公開への期待感を高めるものとなりました。
『君の顔では泣けない』は、2021年に話題となった君島彼方のデビュー小説を原作としており、高校1年生の夏にプールに落ちたことをきっかけに、二人の高校生、坂平陸(芳根京子さん演)と水村真奈美(高橋海人さん演)が互いの体と心に入れ替わってしまうという物語です。しかし、彼らは元に戻ることはなく、15年間、互いの人生を生きることになります。大学進学、初恋、就職、結婚、子育て、そして別れまで、すべてを相手の体で経験していくのです。30歳になった夏、真奈美(陸として生きている)は「元に戻れる方法を見つけたかもしれない」と告げますが、15年間の経験を経て、果たして彼らは戻りたいと願うのでしょうか。
芳根さんは、陸役として、真奈美として生きることに馴染めないながらも、懸命に日々を過ごす役柄を演じています。一方、高橋さんは、陸として生きる真奈美役を、自身の本当の姿を隠しながら、勇敢に世界と向き合う姿を演じています。このキャスティングはすでに話題となっており、両俳優とも、この役柄を演じる上での葛藤や、15年間他人の人生を生きることの重みについて語っています。高橋さんは「15年間、他人として生きる。この役を演じるにあたり、その毎日を想像しました」とコメントしています。
本作は、2025年11月14日に全国公開予定です。