アントン・プトゥシキン監督「アンタリティカ」、ウクライナのドキュメンタリー映画興行記録を更新

編集者: Anulyazolotko Anulyazolotko

人気ブロガーでプレゼンターのアントン・プトゥシキン氏が監督を務めたドキュメンタリー映画「アンタリティカ」が、ウクライナ国内の映画興行記録を塗り替える快挙を達成しました。公開からわずか2週間で20万人以上の観客を動員し、これはウクライナのドキュメンタリー映画としては前例のない記録となります。

本作は、第30回ウクライナ南極観測隊の活動に密着し、南極大陸の「アカデミク・ヴェルナツキー」基地で働く研究者たちの日常を追ったものです。プトゥシキン監督は、極地探検家たちが直面する困難、科学的探求、そしてペンギンをはじめとする現地の生き物たちとの交流を、86分の尺に収めました。撮影期間は2週間でした。

「アンタリティカ」は、その映像美と感動的なストーリーで批評家や観客から高い評価を受けています。気候変動のモニタリングの重要性や、世界の科学研究におけるウクライナの役割を浮き彫りにする本作は、老若男女問わず楽しめる内容で、ウクライナの科学の世界を分かりやすく魅力的に描いています。

ウクライナでの成功を受け、「アンタリティカ」はポーランドでも公開が予定されています。ワルシャワでのプレミア上映は2025年5月17日午後8時45分から、Multikino Złote Tarasyにて開催され、チケットは45ズロチで販売中です。

プトゥシキン氏は2024年にもドキュメンタリー映画「我が愛する人々、そして戦争」を発表しており、こちらは公開週末に230万フリヴニャの興行収入を記録しました。今回の「アンタリティカ」の記録的な成功は、困難な時代においても、人間の探求心や自然の美しさに触れる機会を求める観客のニーズを示唆しており、ウクライナのドキュメンタリー映画界に新たな可能性を切り開くものと言えるでしょう。

「アカデミク・ヴェルナツキー」基地は、1996年にウクライナがイギリスから移管されたもので、以来、気象学、地球物理学、生物学など多岐にわたる科学的研究が行われています。この映画は、そのような科学者たちの献身的な姿と極寒の地での生活を垣間見せてくれます。

ソース元

  • unian

  • Детектор медіа

  • B&H Film Distribution

  • Ticketsfest

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