ブラッド・ピットとハーレーダビッドソン、カシミヤの限定コレクションを発表
編集者: Екатерина С.
ハリウッド俳優のブラッド・ピットが、ハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)と提携し、限定カプセルコレクションを発表しました。このコラボレーションは、ピット氏がサット・ハリ氏と共に2019年に設立したカシミヤブランド「God’s True Cashmere」の主導のもとで実現し、モーターサイクルの美学をラグジュアリーアイテムへと昇華させています。コレクションは、最高品質を保証するため全品イタリアで製造されており、チェック柄のスナップボタンシャツ、多様なセーター、そしてカシミヤの裏地が付いたメカニックジャケットなどがラインナップされています。
ピット氏とハリ氏は、自らの活動を「ガレージバンド」と称していますが、この共同作業は、彼らのブランドの特長であるクラフトマンシップと品質への強いこだわりを示しています。さらに、「God’s True Cashmere」は、その洗練されたディテールで知られています。例えば、シャツに施された11個のボタンは、半貴石から手作業で削り出されており、そのうち7個は前立てに配置され、チャクラを象徴しています。細部にまで妥協しない姿勢が、このブランドの価値を高めています。
このカプセルコレクションのインスピレーション源は、ピット氏自身のモーターサイクルへの深い情熱です。彼は、パンヘッド(Panheads)、フラットヘッド(Flatheads)、ショベルヘッド(Shovelheads)といったヴィンテージのハーレーダビッドソンを多数所有しており、その経験がデザインにオーセンティシティを与えています。ピット氏によると、シルエットのアイデアは、サット・ハリ氏と共にミルウォーキーにあるハーレーダビッドソンミュージアムを訪れ、アーカイブモデルやヴィンテージウェアを研究した後に生まれたとのことです。
伝統的なハーレーダビッドソンの装備は、1900年代初頭のバイカー文化に根ざし、レザーと結びついてきました。しかし、今回のコレクションは、H-Dの視覚的言語をプレミアムなテキスタイルへと変換し、「モーターサイクル・ラグジュアリー」の概念を再定義しています。カシミヤの洗練された質感とH-D特有のスタイルとの融合は、ハーレーダビッドソンアパレルが、実用的な装備からファッションステートメントへと進化していることを示しています。
ピット氏は、このプロジェクトを、アメリカのモーターサイクル遺産を、スタージスのようなイベントよりもむしろアート展示会にふさわしい、超高級品へと昇華させるものだと表現しました。このコラボレーションは、双方にとって大きな利益をもたらします。ピット氏のブランドは、価格帯は高いままであるものの(シャツの価格は最高で2,600ドルに達する)、より幅広い層に露出する機会を得ます。一方、ハーレーダビッドソンは、従来のバイカー文化を超えたオーディエンスを取り込むことを目指し、ファッション分野での存在感を拡大し続けています。
この限定シリーズは、2025年11月10日のプレビュー後に購入可能となり、God’s True Cashmereのウェブサイトおよび厳選された小売店を通じて販売されています。
ソース元
ANSA.it
iMotorbike News
GQ Middle East
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