スーパー台風ラゴサ、フィリピンと台湾に接近中

編集者: Tetiana Martynovska 17

スーパー台風ラゴサは勢力を強め、2025年9月23日(火)にはフィリピンと台湾に上陸する見込みです。これを受け、洪水や土砂災害の危険がある地域では、当局による避難勧告が発令されています。

9月21日(日)現在、ラゴサは最大風速毎秒51メートル(時速約185キロメートル)、瞬間風速毎秒64メートル(時速約230キロメートル)を超える猛烈な風を伴っています。この巨大な嵐は西へ進路を取り、フィリピン諸島に向かっており、危険区域に住む住民に対し、迅速な避難が強く呼びかけられています。

台湾では、花蓮県を中心に約300人が避難する準備を進めています。中央気象局は、遅くとも日曜日のうちに本土への台風警報を発令し、月曜日の朝には台湾沿岸に接近すると予測しています。

フィリピンの北部ルソン島では、深刻な洪水や土砂崩れの発生が懸念されています。香港天文台は、火曜日から水曜日にかけて天候が悪化し、高潮や暴風は2018年の台風マンクット(山竹)の時と同等になる可能性があると警告しています。

2018年9月にフィリピンを襲った台風マンクットは、上陸時の最大風速が毎秒55メートル(時速約200キロメートル)、中心気圧905ヘクトパスカルという猛烈な勢力でした。この台風はフィリピンに甚大な被害をもたらし、75万人以上の子どもを含む約150万人が被災しました。ラゴサの現在の風速は、マンクットが上陸した際の勢力に匹敵する、あるいはそれを超える可能性を示唆しており、その破壊力への警戒が改めて高まっています。

2025年の台風シーズンにおいて、ラゴサは台風18号として記録されています。9月はフィリピンや台湾にとって台風シーズンの中でも特に活動が活発な時期であり、平均して月に5個以上の台風が発生します。ラゴサのようなスーパー台風の出現は、この地域の気象パターンのダイナミズムを物語っています。日本の気象庁の基準では、最大風速が毎秒55メートル(時速約200キロメートル)以上で「猛烈な」勢力とされますが、ラゴサの現在の風速はそれに迫る勢いです。過去の経験から、このような強力な台風は広範囲にわたるインフラ被害や生活への影響をもたらすことが知られており、住民一人ひとりの備えと迅速な対応が、被害を最小限に抑える鍵となります。この自然の力強い現れは、私たちに日頃からの防災意識と、困難に立ち向かうための連帯の重要性を改めて教えてくれます。

ソース元

  • noviny.sk

  • Channel News Asia

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