コロラド州で山火事が拡大、知事が非常事態宣言を発令

編集者: Tetiana Martynovska 17

コロラド州西部で発生しているリー火災は、8月14日現在、123,222エーカーにまで拡大し、同州の記録史上5番目に大きな山火事となっています。8月2日にミーカ―近郊で発生したこの火災は、現在3%しか封じ込められていません。同じく8月2日に発生し14,549エーカーを焼失したエルク火災も落雷が原因とされています。

火災の拡大を受け、コロラド州のジャレッド・ポリス知事は8月5日、リー火災を含む州西部4つの山火事を対象とした非常事態を宣言しました。リー火災の急速な延焼により、ライフル矯正施設から179人の受刑者が移送されるなど、大規模な避難が必要となっています。乾燥した暑い気象条件と雷雨の予報により山火事のリスクが高まっているため、ボルダー郡ではステージ1の火災規制が発令されています。消火活動は継続されていますが、強風、低湿度、乾燥した地形といった厳しい条件が続いています。

ポリス知事は、州全体の山火事への対応を強化するため、非常事態宣言を発令し、山火事対応緊急基金に250万ドルを追加しました。この資金は初期消火活動の支援や地方自治体との連携強化に充てられます。コロラド州の山火事の歴史を振り返ると、2020年には州史上最大の3つの山火事が発生し、壊滅的な被害をもたらしました。特にキャメロンピーク火災は208,913エーカーを焼失し、コロラド州史上最大の山火事となりました。

ボルダー郡では、8月12日から未編入地域でステージ1の火災規制が施行されています。これは、火災の危険性が高まっていること、降水量が不足していること、そして高温の予報によるものです。この規制により、公共の土地での焚き火や野外での火の使用が制限されます。コロラド州では、落雷が山火事の約半分の原因となっており、特に乾燥した雷雨は雨を伴わずに火災を引き起こすことがあります。これらの火災は、強風によって急速に拡大する傾向があります。

ソース元

  • Government Technology

  • Boulder County warns of increasing fire danger

  • Colorado prison evacuated as growing wildfire becomes one of the largest in state history

  • Colorado wildfires: Latest updates on the 2025 fire season | Colorado Newsline

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