ロシア極東のカムチャツカ半島に位置するクラシェニニコフ山が、約600年ぶりに噴火しました。地元の火山観測当局によると、噴煙は上空6,000メートルに達し、東方向の太平洋方面に広がっています。噴煙の方向には集落はなく、人的被害の報告はありません。
この噴火は、7月30日に発生したマグニチュード8.8の地震と関連している可能性があります。同地域では、地震当日にユーラシア大陸で最も標高の高い活火山であるクリュチェフスカヤ山でも噴火が発生しており、地震との関連が指摘されています。
クラシェニニコフ山は、1463年ごろに最後の溶岩流出が記録されており、約600年ぶりの噴火となります。現在、火山活動の監視が続けられており、今後の動向に注視が必要です。