中国の企業である銀河エネルギーは、2025年5月19日に海上からセレス1固体推進ロケットの打ち上げに成功しました。太原衛星発射センターが調整したこの打ち上げは、中国の山東省東海岸沖で行われました。4基の天啓衛星が低地球軌道（LEO）に展開されました。
セレス1は、4段式、高さ20メートルの打ち上げロケットです。最初の3段には固体ロケットエンジンを使用し、4段目にはヒドラジン液体エンジンを使用しています。今回の打ち上げは、セレス1にとって5回目の海上からの打ち上げであり、全体で20回目の飛行となります。過去の失敗は1回のみです。
4基の天啓衛星は、国電高科のIoT（モノのインターネット）宇宙船コンステレーションに加わります。国電高科は、これまでに合計41基の天啓衛星をLEOに打ち上げ、初期コンステレーション計画を完了しました。天啓ネットワークは、インターネットに接続されたスマートデバイス向けのグローバルなデータ伝送を提供し、政府および民間のユーザーにサービスを提供することを目指しています。銀河エネルギーはまた、液体推進ロケットであるパラス1も開発しており、今年後半にデビューする予定です。