Sunrise New Energy Co., Ltd.は2025年9月25日、国家科学技術発展基金から約430万元(約59万米ドル)の資金助成を獲得したことを発表しました。この助成金は、様々な炭素源からのバッテリー負極材の設計、精密制御、および量産におけるブレークスルーを達成することにより、江西省の産業高度化を加速させるプロジェクトに充てられます。Sunriseは、研究開発、技術移転、インキュベーション、サービス、産業、資本を統合したプラットフォームを確立することで、グラファイト負極材技術の革新を推進し、地域産業の変革、人材育成、およびバッテリー材料産業の長期的な競争力強化を支援します。
中国山東省淄博市に本社を置くSunrise New Energyは、合弁事業を通じてリチウムイオンバッテリー用グラファイト負極材の製造・販売を専門としています。貴州省にある同社の製造施設は、年間生産能力5万トンを有し、再生可能エネルギー源からの安価な電力を利用することで、低コストかつ低環境負荷のグラファイト負極材の生産者としての地位を確立しています。同社の創業者でありCEOの胡海平氏は、1999年以来、中国のグラファイト負極材産業における主要なパイオニアとして活躍しています。
この度の助成金は、Sunriseがバッテリー材料分野における技術革新と持続可能な生産へのコミットメントを深める機会となります。同社は、エネルギー貯蔵および電気自動車(EV)バッテリー向けの人工グラファイト負極材のグローバル上位11社の一社として認められており、その技術的進歩と生産能力の拡大は、業界全体の発展に貢献するものです。2025年9月26日時点のSunrise New Energy Co., Ltd.(NASDAQ: EPOW)の株価は0.89ドルで、前取引日から20.54%下落しました。この株価変動は市場の動向を示す一側面ですが、同社の技術革新への投資と産業高度化への貢献は、将来の成長に向けた確かな基盤を築いています。