Meta社のThreadsプラットフォームは、アプリ内で最大10,000文字の長文投稿を直接共有できる新機能「テキスト添付」を導入しました。この機能は、太字、斜体、下線、取り消し線といった書式設定にも対応しており、投稿されたテキストは灰色のボックス内に表示され、「続きを読む」ボタンで展開されます。現時点ではメディアの埋め込みやリンクの挿入はサポートされていません。
このアップデートはテスト期間を経て導入され、クリエイターがより長いコンテンツをネイティブな方法で配信し、外部プラットフォームへの依存を減らすことを目的としています。かつてX(旧Twitter)が長文投稿をプレミアムサブスクライバー限定としていたのに対し、Threadsの新機能は全てのユーザーに提供されます。
2023年7月にローンチされたThreadsは、2025年1月時点で月間アクティブユーザー数3億2000万人を突破するなど、急速な成長を遂げています。ダイレクトメッセージ機能、Fediverseとの連携、AI機能の拡充など、プラットフォームは継続的に進化しています。
長文投稿機能の統合は、ユーザーエンゲージメントを高め、より柔軟なコンテンツ作成を求めるクリエイターを引きつけるためのMeta社の戦略の重要な一部です。同社はユーザーからのフィードバックを基に、この機能を今後のアップデートでさらに洗練・拡張していく計画です。
この機能拡張は、ソーシャルメディアのトレンドにおいて、より深い情報共有と質の高いコンテンツへの需要が高まっていることを示唆しています。長文コンテンツは、読者のエンゲージメントを深め、ブランドの専門性を示す上で有効であり、SEOの観点からも有利に働くことが指摘されています。Threadsがこの機能を提供するにあたり、クリエイターはSubstackのようなプラットフォームに頼ることなく、より広範な読者層にエッセイ形式のコンテンツを届けられるようになります。