信じられないほど小さい!SanDiskの1 TB USB-C SSD — もう取り出す必要はありません!
SanDisk、世界最小1TB USB-Cドライブを2025年11月に発売、常時接続の利便性を追求
編集者: Tetiana Pin
SanDisk社は、2025年11月に極めて小型の「SanDisk Extreme Fit USB-C Flash Drive」を発表し、データストレージ技術における小型化の最前線を示した。同社はこの新製品を世界最小の1TB USB-Cドライブと位置づけており、現代の薄型コンピューティングデバイスへのシームレスな統合を念頭に設計されている。このドライブは、約18.50 x 15.70 x 13.60 mmのL字型またはブロック状の形状で、重量は約3グラムと軽量である。この小型フットプリントは、MacBook AirやMacBook Pro、各種USB-C iPadモデルなど、携帯性を重視するユーザー層のニーズに直接対応する。
この発表は、データ生成量の急増とエッジコンピューティングの普及に伴い、コンパクトで高性能なストレージソリューションへの需要が高まっているという、次世代ストレージ市場の動向と軌を一にしている。次世代ストレージ技術市場全体が2025年から2032年にかけて年平均成長率約22.5%での拡大が予測される中で、SanDiskの製品は、モバイルワーカーや学生が常に持ち運ぶデバイスのストレージ拡張という具体的な課題に対応する。
この小型化の達成は性能面でも注目に値する。1TBモデルを含む上位容量の製品は、USB 3.2 Gen 1インターフェースを介して最大400MB/秒の読み取り速度を達成している。これは従来のHDDより高速であり、大容量ファイルの転送において実用的な速度を提供する。ただし、この速度は4Kビデオ編集のような高ビットレートを要求される作業では、パワーユーザーの要求を満たさない可能性が示唆されている。SanDiskは、64GBモデルでは読み取り速度が300MB/秒に制限されることを明記しており、容量と速度のトレードオフが存在する。
このデバイスは、クラウド接続に依存せず即座にオフラインでデータにアクセスできる利便性を重視しており、SanDiskのグローバルブランドマネジメントディレクターであるChristina Garza氏が言及したように、「常に準備ができているストレージ」を求めるユーザー層に訴求している。設計の核心は「プラグ・アンド・ステイ」というコンセプトであり、デバイスに接続したままにすることを前提としている。このアプローチは、従来のストレージ拡張カードと比較して利便性で優位に立つが、常時接続を前提とした設計は長期的な耐久性や熱の蓄積といった技術的な懸念を提起する側面もある。
このドライブはWindows 10以降、macOS 12以降、iPadOS 15以降の幅広いOSに対応し、SanDisk Memory Zoneアプリを通じてWindowsおよびMacデバイスでのファイル管理や自動バックアップ機能を提供するが、この自動バックアップ機能は現時点ではiPadOSユーザーには利用できない。SanDiskは、このドライブを2025年11月に米国で公式オンラインストアを通じて発売し、1TBモデルの価格は119.99米ドルと設定されている。この価格設定は、携帯性と大容量を求めるユーザーにとって、内蔵ストレージのアップグレードコストと比較検討されるものとなる。
ソース元
Presse-citron
Gizmochina
Forbes
TechPowerUp
PetaPixel
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