レノボは、世界最大級のテクノロジー見本市「IFA 2025」に先立ち、革新的なノートPCのコンセプト「Project Pivo」と、携帯型ゲーミングコンソール「Legion Go 2」の次世代モデルを発表しました。これらの発表は、テクノロジーの進化とユーザー体験の向上に対するレノボの継続的な取り組みを示すものです。
「Project Pivo」は、ディスプレイパネルを縦方向に回転させることで、ランドスケープモードとポートレートモードを切り替えられるコンセプトノートPCです。この機能は、プログラマーやライター、デザイナーなど、縦長の画面領域を必要とするユーザーのワークフローを大幅に改善することが期待されています。ポートレートモードでは、より多くのコード行や文書を表示でき、作業効率と快適性が向上します。レノボは過去にも、ロール可能なディスプレイを持つThinkBook Plus Gen 6のような実験的なアプローチを発表しており、「Project Pivo」はそれらの経験を活かした、より実用的で多様なニーズに応える進化と言えます。IFA 2025での展示は、この新しいフォームファクターに対する市場の反応を探る貴重な機会となります。
一方、「Legion Go 2」は、8.8インチのOLEDディスプレイを搭載し、1600pの解像度と144Hzのリフレッシュレートを実現しています。これにより、滑らかで鮮やかなゲーム体験が提供されます。心臓部にはAMD Ryzen Z2 Extremeプロセッサーが搭載され、最大32GBのRAMと1TBのSSDストレージを備え、最新ゲームも快適にプレイできるパワーとスピードを確保しています。さらに、74Whの大容量バッテリーは、長時間のゲームセッションをサポートします。「Legion Go 2」は、タブレットモード、コントローラーを取り外したコンソールモード、FPSモードなど、多様なゲームプレイモードに対応しており、あらゆるプレイスタイルに応える柔軟性を持っています。前モデルから改良されたコントローラーや冷却システムも、ゲーム体験をさらに向上させる要素です。
IFA 2025は、2025年9月5日から9日までベルリンで開催され、これらの革新的な製品がテクノロジー業界の注目を集めることは間違いありません。レノボは、常に未来を見据え、ユーザーの可能性を広げる製品開発を通じて、市場をリードし続けています。