サムスンはIFA 2025にて、Galaxy Tab S11とGalaxy Tab S11 Ultraを発表しました。これらの新モデルは、高性能、洗練されたデザイン、そして先進的なAI機能を融合させています。
Galaxy Tab S11 Ultraは、14.6インチのDynamic AMOLED 2Xディスプレイ(解像度2960 x 1848、リフレッシュレート120Hz)を搭載し、厚さ5.1mm、重量692gという、サムスン史上最も薄いタブレットです。標準モデルのGalaxy Tab S11は、11インチディスプレイ(2560 x 1600、120Hzリフレッシュレート)を備えています。
両モデルには、CPUで24%、GPUで27%の性能向上を実現するMediaTek Dimensity 9400+ 3nmチップセットが搭載されています。メモリは12GBまたは16GB、ストレージは256GB、512GB、1TBが用意され、microSDカードで最大2TBまで拡張可能です。バッテリー容量はTab S11 Ultraが11,600mAh、Tab S11が8,400mAhで、いずれも45Wの急速充電に対応しています。
Galaxy Tab S11シリーズは、Android 16ベースのOne UI 8で動作し、サムスンのマルチモーダルAIであるGalaxy AIを統合しています。Gemini Liveはリアルタイムアシスタンスを提供し、Drawing AssistやWriting AssistはAIを活用して手書きの精度を高めます。人間工学に基づいた六角形のデザインと円錐形のチップを備えた新しいSペンも付属しており、操作性と精度が向上しています。
Samsung DeXは、外部ディスプレイに接続してデュアルスクリーンセットアップを可能にするExtended Modeが強化されました。これにより、ユーザーは4つのカスタマイズ可能なワークスペースを作成でき、生産性を向上させることができます。
Galaxy Tab S11シリーズは、2025年9月4日からグレーとシルバーのカラーで提供されます。米国では、Galaxy Tab S11が128GBモデルで799.99ドルから、Galaxy Tab S11 Ultraが256GBモデルで1,199.99ドルからとなっています。オランダ市場では、Galaxy Tab S11(12GB RAM + 128GBストレージ)が899ユーロから、Galaxy Tab S11 Ultra(12GB RAM + 256GBストレージ)が1,339ユーロからとなっています。
この新タブレットシリーズは、AI機能の強化に加え、MediaTek Dimensity 9400+チップセットの採用により、前世代と比較してAI処理能力が33%向上しています。これにより、より高度なAIタスクをオンデバイスでスムーズに実行できるようになります。One UI 8はAndroid 16を基盤としており、より洗練されたユーザーインターフェースと、Gemini Liveのような高度なAI機能との連携を強化しています。