ラウラ・パウジーニ、バチカンで「グローバル・アイコン・アワード」を受賞

イタリアを代表する世界的歌手、ラウラ・パウジーニは、2025年11月12日、バチカン市国で行われた特別な式典において、ビルボード・イタリアより権威ある「グローバル・アイコン・アワード」を授与されました。この授賞式にはローマ教皇レオ14世が臨席し、音楽が文化、世代、そして精神的な伝統を結びつける統一の手段であることを強調しました。教皇の存在は、このイベントに歴史的な響きと重みを与えました。

式典の最中、パウジーニは教皇に対し、特別な音楽の贈り物を捧げました。それは、アッシジの聖フランチェスコの「被造物の賛歌」に着想を得た「太陽の兄弟、月の姉妹（Fratello Sole, Sorella Luna）」の未発表バージョンです。この楽曲の披露は、友愛、自然への敬意、そして創造物への愛といった普遍的なメッセージを象徴するものとなりました。

レオ14世教皇は、自身がパウジーニのキャリアを1993年のサンレモ音楽祭での勝利以来、ずっと見守ってきたことを明らかにしました。さらに、教皇の秘書を務めるペルー人司祭のエドガルド・イヴァン・リマイクーナ氏が、彼女の「ラテンアメリカにおける最大のファン」であることを紹介し、会場の参加者たちを驚かせました。

今回パウジーニが手にしたこの賞は、彼女の国際的な影響力の大きさを明確に示しています。彼女のキャリアを通じて達成された主な功績は以下の通りです。

• 7500万枚以上のレコード売上

これらの圧倒的な記録が示すように、パウジーニはヨーロッパおよびラテンアメリカ全域において、最も認知され、尊敬を集めるアーティストの一人としての地位を不動のものとしています。

2025年の栄誉：世界的な評価の年

バチカンでの受賞は、パウジーニにとって2025年における2度目の主要な栄誉となりました。これに先立つ10月には、彼女は「ビルボード・ラテン・ミュージック・アワード2025」において「アイコン・アワード」を受賞しており、この際はオズナから直接トロフィーを受け取っています。

また、このバチカンでのイベントでは、ビルボード・イタリアからレオ14世教皇に対し、芸術を通じた対話と平和への支援を称える記念の盾が贈呈されました。この取り組みは、パウジーニが音楽を通じて掲げる使命と完全に共鳴するものでした。

今後の予定：ビルボード・ウーマン・イン・ミュージック 2025

パウジーニの次の大きな活動は、「ビルボード・ウーマン・イン・ミュージック」のイタリア・セッションへの参加です。このイベントは、2025年11月25日から28日にかけて、UFOミラノで開催される予定となっています。

このセッションは「インターセクションズ（交差点）」をテーマとしており、11月25日の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に幕を開けます。パウジーニはプログラムの中心的な存在として登壇し、音楽が対話、共感、そして力強さを生み出す空間であることを、引き続き世界に向けて力強く発信していくことになります。