デトロイト出身のラッパー、Obie Triceが、UFCスターであるConor McGregorが設立したGreenback Recordsと契約し、音楽業界への本格的な復帰を果たしました。この発表は、新曲「TBH (To Be Honest)」のリリースと同時に行われました。この楽曲は2025年9月12日に配信開始されています。
Greenback Recordsは、Conor McGregorが立ち上げたレーベルであり、これまでにXzibitやBone Thugs-N-Harmonyといった著名なアーティストを迎え入れています。McGregorは、Obie Triceをレーベルに歓迎するビデオメッセージを公開し、アーティスト自身と成長中のレコード会社にとって新たな時代の幕開けを告げました。
今回のパートナーシップは、ヒップホップと格闘技という異なる世界が交差する注目すべき出来事であり、ファンはこのユニークなコラボレーションから生まれる創造的なアウトプットに期待を寄せています。Obie Triceは現在、ヨーロッパと北米を巡るツアーの最中であり、今後の公演も予定されています。彼のキャリアにおけるこの新たな一歩は、過去のShady Records時代からのファンにとっても、新たなリスナーにとっても、大きな関心を集めています。
Obie Triceは、2000年代初頭にEminemのShady Recordsからデビューし、「Cheers」でダブルプラチナムを獲得、また「8 Mile」のサウンドトラックへの参加でも知られています。彼の音楽は、その率直なリリシズムと力強いストーリーテリングで高く評価されており、今回のGreenback Recordsからのリリースは、彼のキャリアにおける新たな側面を提示するものと見られています。Greenback Recordsは、Xzibitのアルバム「Kingmaker」をリリースするなど、着実にその存在感を示しており、Obie Triceの加入はレーベルの音楽シーンにおける影響力をさらに高めるものとなるでしょう。この提携は、単なる一時的なコラボレーションではなく、Obie Triceが新たな音楽的探求を行うための重要な基盤となることが期待されています。