ノルウェーの歌手ダグニー、Netflixドラマ「Home for Christmas」シーズン3のサウンドトラックEPをリリース
編集者: Inna Horoshkina One
ノルウェー出身のポップアーティスト、ダグニー(Dagny Norvoll Sandvik)は、2025年11月14日にリトル・ダガーズ・レコード(Little Daggers Records)から3曲入りのアコースティックEP「Jupiter」をリリースした。このEPは、Netflixのロマンティック・コメディ・ドラマシリーズ『Home for Christmas』のシーズン3のサウンドトラックとして制作されたものである。ダグニーは、2016年のデビューシングル「Backbeat」で注目を集め、そのアコースティックバージョンが人気テレビシリーズ『グレイズ・アナトミー』で使用された経緯を持つ。
ダグニー自身も、同シリーズ『Home for Christmas』のシーズン2で看護師リサ役を演じており、シーズン3でも同役を再演する予定だ。ヨハンネのホリデーシーズンを描くこのドラマのシーズン3は、2025年12月12日に配信開始が予定されている。彼女の音楽キャリアは、2020年に「P3 Gull」で「Song of the Year」を受賞したヒット曲「Somebody」など、複数の功績に裏打ちされている。「Somebody」はノルウェーのラジオチャートで18週間トップを維持し、2年連続で最も再生されたノルウェーの楽曲となった。
新しいEP「Jupiter」は、同ドラマの監督であるペール・オラヴ・ソーレンセン(Per Olav Sørensen)からの依頼がきっかけで実現した。ダグニーは自身の保管庫から、アルバム未収録ながら自身が愛着を持つアコースティック曲を発掘し、「Jupiter」「Heavy Tonight」「Knowing You」の3曲を選曲した。これらの楽曲は、彼女の通常のエネルギッシュな表現とは対照的な、静謐で繊細な側面を提示しており、これからの季節にふさわしいサウンドトラックとして位置づけられている。
ノルウェー国内はもとより国際的にもポップスターとしての地位を確立しているダグニーは、これまでに10億回以上のストリーミング再生を記録し、ノルウェーのグラミー賞に相当するSpellemannprisenに7回ノミネートされている。2020年のデビューアルバム『Strangers / Lovers』は、ノルウェーの新聞Aftenpostenから「2020年のモダン・ポップ・ミュージックの最高傑作の一つ」と評価された。また、彼女はソロ活動に加え、ケイティ・ペリーの「Never Really Over」の共作者としても知られ、アッシュニコやジュリー・バーガンらにも楽曲を提供している。
2016年の「Backbeat」の成功以降、ダグニーはロンドンやトロムソでの公演、さらにはエルトン・ジョンやスティングのオープニングアクトを務めるなど、ヨーロッパ各地で活動を展開してきた。彼女の音楽性は、インディー、ダンス、シンセポップ、エレクトロポップ、ディスコの要素を取り入れたポップを基調としている。2023年12月にはオスロ・スペクトラムで過去最大のヘッドライン公演を成功させており、今回のEPリリースは、彼女の多面的な音楽性を新たなメディア展開として提示する試みである。
ソース元
kommunikasjon.ntb.no
Dagny discography
Home for Christmas (TV series)
Elle (album)
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