オスカー女優アンジェリーナ・ジョリーが、第73回サン・セバスティアン国際映画祭に最新作「クチュール」のプレミア上映のために登場しました。この映画はパリ・ファッションウィークを舞台に、乳がんを患うアメリカ人映画監督を含む3人の女性の人生が交錯する物語を描いています。ジョリーにとって、この権威ある映画祭への参加は初めてのことです。
50歳を迎えたジョリーは、自身の家族のがんの歴史に触れながら、作品のテーマとの個人的な繋がりについて率直に語りました。この個人的な共感が、彼女の演技に深みを与えていると述べました。
映画界での活躍に加え、ジョリーは幼少期からナイフ収集に情熱を注いでおり、そのユニークな趣味は彼女の象徴的な役柄にも影響を与えています。11歳か12歳で最初の短剣を手に入れ、ルネサンス時代の骨董市で母親と共に様々な刃物を目にしました。彼女のコレクションには、中世やルネサンス期のナイフが多く含まれており、中には数ヶ月待ちのダレル・ラルフ作のバタフライナイフや、ウィリアム・ヘンリー作の折りたたみナイフなど、希少なアンティークナイフや剣も含まれています。これらのナイフの中には、2万ユーロを超える価値を持つものもあると言われています。
さらに、ジョリーは過去にビリー・ボブ・ソーントンとの結婚中に、互いの血が入った小瓶を首から下げるという愛情表現を見せたこともあります。最近では、カンボジアでの経験から昆虫食を取り入れるようになり、その食生活も注目されています。彼女は子供たちと共に昆虫料理を楽しみ、特に子供たちはコオロギをスナックのように食べるほどだと言います。ジョリー自身も、BBCの取材に対し、カンボジアでの経験から昆虫食は文化の一部であり、生き残るための手段でもあったと語っています。これらの型破りな選択は、彼女の人生に対する独特なアプローチを浮き彫りにしています。