来る2025年、第30回釜山国際映画祭（BIFF）の期間中、Netflixは「クリエイティブ・アジア」と題した特別なプログラムを開催します。このイニシアチブは、10月5日から14日まで開催される映画祭において、新進気鋭の映画製作者や業界関係者が世界の第一線の専門家と繋がり、学びを深めるための貴重な機会を提供します。
本プログラムには、アカデミー賞受賞監督ギレルモ・デル・トロ（『フランケンシュタイン』）、ヨン・サンホ監督（『地獄が呼んでいる』）、マギー・カン監督（『K-POPデモンハンターズ』）、チェン・ジェンダオ監督（『Reunion: The Sound of the Providence』）、そしてアートディレクターの宮森ゆい氏（『戦神〜イクサガミ〜』）といった、国際的に著名なクリエイターたちが参加します。彼らは、自身の経験や制作プロセスを共有するマスタークラスやディスカッションを通じて、次世代の才能にインスピレーションを与えます。
さらに、Netflixは韓国コンテンツ振興院（KOCCA）とのパートナーシップのもと、「脚本・監督インテンシブトレーニングセッション」も提供します。これは、アジアのクリエイターの育成と、彼らの作品が国際的な舞台で認められることを支援するという、Netflixの揺るぎないコミットメントを示すものです。
釜山国際映画祭は、アジア映画の発展と国際的な交流を促進する上で、長年にわたり重要なプラットフォームとしての役割を果たしてきました。その記念すべき30回目となる今年は、世界中から映画関係者が集結し、最新の作品やトレンドが紹介されます。KOCCAは、韓国のコンテンツ産業をグローバルに推進する政府機関として、国内外のパートナーシップを積極的に構築し、才能の発掘と育成に力を注いでいます。このような取り組みは、新進気鋭のクリエイターと経験豊富なプロフェッショナルとの間の架け橋となり、新たな創造的な可能性を引き出す上で極めて重要です。
「クリエイティブ・アジア」は、単なるイベントではなく、アジアの映画界における才能の開花を促し、グローバルな視点でのコラボレーションを育むための触媒となるでしょう。このプログラムを通じて、参加者は自身の創造性をさらに高め、国際的な映画コミュニティにおける自身の立ち位置を確固たるものにする機会を得ることになります。これは、映画という共通言語を通じて、文化間の理解を深め、新たな物語の地平を切り拓くための、希望に満ちた一歩と言えるでしょう。
なお、第30回釜山国際映画祭は2025年9月17日から26日まで開催されます。