2025年、ディズニー+とITVは、英国におけるストリーミングサービスの強化を目指し、画期的な提携を発表しました。
この協業により、両プラットフォームにそれぞれ「テイスト・オブ」セクションが設けられ、相互のライブラリから厳選されたコンテンツが提供されることになりました。
ITVXの視聴者は、「アンドー」や「マーダーズ・イン・ビルディング」といったディズニー+の作品を視聴できるようになりました。一方、ディズニー+の加入者は、「ミスター・ベイツ vs ポストオフィス」や「ラブ・アイランド」など、ITVXのコンテンツを楽しむことができます。当初、約70~100時間のコンテンツが交換され、2ヶ月ごとにセレクションが更新される予定です。
ディズニー+の担当者であるカール・ホームズ氏は、特に55歳以上の新たな視聴者層へのリーチに期待を寄せています。ITVのケビン・ライゴ氏は、この提携を相互に利益をもたらすものと捉え、地上波放送と米国のストリーマー間のさらなる協業を示唆しました。このパートナーシップは、コンテンツのアクセシビリティを広げ、多様な視聴者に届けることを目指し、クロスプラットフォームでのコンテンツ共有への転換を示すものです。
この提携は、日本のテレビ業界にも示唆を与える可能性があります。日本のテレビ局も、海外のストリーミングサービスとの連携を通じて、コンテンツの多様性を高め、新たな視聴者層を開拓する可能性を模索していくかもしれません。これは、日本の視聴者にとって、より多くの選択肢と、より豊かなエンターテイメント体験をもたらすことにつながるでしょう。