ラ・パンパ州ヘネラル・ピコで2025年8月7日から13日まで開催された第9回ヘネラル・ピコ国立映画祭が、地域の文化イベントとしての地位を確固たるものとして成功裏に閉幕しました。XX月XX日協会が主催したこの映画祭では、40本以上の作品が上映され、約3,000人の学生が参加した「シネマと学校」プログラムも大きな成功を収めました。
国内長編映画コンペティションでは、クラリサ・ナバス監督の「ナワの王子」が最高賞を受賞しました。パラグアイとアルゼンチンの国境を舞台にしたこの作品は、以前から「Visions du Réel」で国際的な評価を得ています。国内短編映画部門では、レアンドロ・ニコラス・ゼルバット監督の「僕の友達ヤレはどこ?」が賞を獲得しました。また、「川は常に色であった」のフロリアナ・ラッザネオとマリアナ・ロンバルド組が最優秀地域短編映画賞を受賞しました。
このイベントの成功を受け、主催者はアルゼンチンと地域の映画振興を継続するため、第10回映画祭を2026年8月6日に開催すると発表しました。ヘネラル・ピコ国立映画祭は、アルゼンチン国内の多様な映画作品を紹介するだけでなく、地域社会との繋がりを深める重要な役割を果たしています。特に「シネマと学校」プログラムは、若い世代に映画の魅力を伝え、次世代の映画製作者を育成する場となっています。クラリサ・ナバス監督の「ナワの王子」は、その叙情的な物語と映像美で観客の心を掴み、国際的な評価も高まっています。一方、レアンドロ・ニコラス・ゼルバット監督の「僕の友達ヤレはどこ?」は、短編ながらも深いメッセージ性を持ち、多くの観客に感動を与えました。これらの作品は、アルゼンチン映画の多様性と質の高さを改めて示すものとなりました。