第30回富川国際ファンタスティック映画祭(BiFan)が、2025年9月17日から26日まで開催されることが発表されました。
今年の映画祭では、俳優の葛木香一さん(42歳)が初めて同映画祭に参加することが明らかになりました。葛木さんは、韓国を代表する俳優であるイ・ビョンホン、ソン・ヘギョ、キム・ユジョンといった著名な俳優陣と共に、「アクターズ・ハウス」プログラムに名を連ねています。「アクターズ・ハウス」は、映画祭の主要プログラムの一つであり、著名な俳優たちが自身の演技哲学やキャリアについて語り合う貴重な機会を提供します。このプログラムは例年、チケットがすぐに完売するほどの人気を誇っており、参加には15,000ウォン(約10ドル)の料金が必要です。
葛木香一さんは、キム・ヨンファ監督が手掛ける映画「Exit No. 8」にも出演しており、本作は9月29日に公開予定です。キム・ヨンファ監督は、「国家代表!?」や「神と共に」シリーズなどのヒット作で知られ、韓国映画界においてVFXの先駆者としても評価されています。
富川国際ファンタスティック映画祭は、アジア最大級のジャンル映画祭として、世界中の映画ファンや業界関係者から注目を集めています。映画祭は、ホラー、SF、ファンタジー、スリラーなど、多様なジャンルの作品を紹介しており、国際的な映画交流の場となっています。過去には、日本のアニメ映画祭であるゆうばり国際ファンタスティック映画祭との交流も行われており、ジャンル映画の普及に貢献しています。
今年の映画祭では、葛木香一さんの参加に加え、イ・ビョンホンさんの代表作10本を上映する特別展も開催されます。これは、俳優としてのキャリア30周年を迎えるイ・ビョンホンさんを称えるもので、写真や映像、所蔵品などを通じて、彼の演技人生を深く掘り下げます。この特別展は、俳優と観客が交流する場としても期待されており、従来の構成にとらわれない、より柔軟で現代的な空間演出がなされる予定です。富川国際ファンタスティック映画祭は、こうした多様なプログラムを通じて、映画の魅力を多角的に伝えています。